ビリーフとマインドセット、自己否定について | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
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こんにちは、和久田ミカです。

今、YouTube台本職人になっているのですが、なかなか動画を撮る勇気が出ず。

まず、メルマガでご紹介してから 動画を撮ろうかな、と思い始めました。

本日は、「自己否定」について。

ちょっと長いのですが、比喩で考えてみました。

 

 

さて。

 

「新しいことに挑戦しようと思っても、一歩踏み出せない」

「仕事で少しミスをしただけで、やっぱり自分はダメだと一日中引きずってしまう」

そんなふうに感じることはありませんか?
 

人からほめられても

「いやいや、そんなことないです」

と否定してしまったり、鏡に映る自分を見てため息をついたり。

心の奥で、いつも自分を責める声が聞こえてくる。

 

でも、生まれたばかりの赤ちゃんを思い出してください。

お腹が空けば泣き、欲しいものがあれば手を伸ばす。

「自分はダメだ」なんて悩む赤ちゃんはいませんよね。


本来の私たちは、ダメでも欠けているわけでもないのです。

では、なぜ「自分はダメだ」と感じるようになってしまったのでしょうか。



イメージしてみてください。

私たちの心は、まるで一つの広大な「国」のようなもの。

その中には、いくつもの「森」があります。

家族の森、仕事の森、自己イメージの森…。




そしてその森の中には、たくさんの「木」が生えています。

たとえば、家族の森には

「私は愛されない」「本音を言ったら嫌われる」

という木が生えているかもしれません。

仕事の森には

「失敗は許されない」「成果を出さなければ価値がない」

という木があるかもしれません。

「私は愛される」

という芽吹きがあっても、光が届かず、大きく育っていないかもしれません。



挑戦を歓迎する森なのか、それとも失敗を恐れる森なのか。

木(ビリーフ≒価値観)が集まって森(マインドセット)ができ、

森が集まって国全体(あなた)が形づくられているのです。



 

生まれたばかりの心には、そんな「自分をダメだと思う木」は一本もありません。

どうして「私はダメだ」という木が育ってしまったのでしょうか。

その原因は過去の経験にあります。


「なんでこんなこともできないの!」と叱られたり、「また失敗しちゃった…」とはずかしく思ってしまったり。

そんな出来事が重なると、小さな心は「私はダメなんだ」と感じ、その感覚が苗木となります。

そして、似たような経験を繰り返すうちに苗木は太く大きな木に育ち、やがて森全体を暗くしてしまうのです。

つまり「私はダメだ」という感覚は、あなたの本質ではありません。

ただの一本の木にすぎないのです。

 

心の中の森は、それぞれ独立しているように見えて、実はつながっています。

仕事の森に「失敗は許されない」という木があると、

自己イメージの森に「挑戦できない私はダメだ」という木が育ってしまう。


逆もあります。

仕事の森で「失敗してもフォローしてもらえた」という経験をすると、

自己イメージの森に「失敗しても大丈夫」という新しい木が芽吹きます。

その光は他の森にも広がり、国全体のマインドセットを変えていくのです。



 

では、どうすれば心の森を変えていけるのかというと…

大切なのは「私はダメだ」という木を無理に全部抜こうとしないこと。

自己否定の木は誰の心にもあります。

大事なのは、少しずつ森を変えていくことです。

 

まずは、過去を癒すことから始めましょう。

「この木はどんな経験から生まれたのだろう?」

と心の森を探索してみるのです。

過去を否定するのではなく「私が生き抜いてきた証」として寄り添うのですね。
 

次に、思い込みを見直すこと。

「失敗は許されない」という木のそばに「失敗は学びのチャンス」という苗木を植える。

「完璧じゃなくても愛される」という小さな芽吹きを育てる。

そんな小さな変化が森全体の空気を変えていきます。
 

さらに、新しい経験を積むことも必要です。

頭で「チャンス!」「大丈夫!」と考えるだけでは森は変わりません。

小さな行動によって「新しい木」を植えていく必要があります。

「頼ったら嫌われる」と思うなら、”信頼できる人”に頼ってみる。

その受け入れられた経験が「頼っても大丈夫」という木を、少しずつ育ててくれます。


そして忘れてはならないのが、土を肥やすこと。

土がカサカサだと新しい木は根づきません。

深い呼吸、自分へのやさしい言葉、安心できる人との時間。

それは心の土を潤す水や栄養になります。

もしトラウマで土壌が傷ついているなら、まずその癒しを優先してください。

 

心は国のように広く、そして柔軟です。

そこに「私はダメだ」という木があっても、それが国全体を決めるわけではありません。

役目を終えた木は少しずつ変化するし、新しい苗木を育てることもできます。


赤ちゃんの頃の私たちは、ダメでも欠けているわけでもありませんでした。

その本質は今も、あなたの心の奥で生きています。

少しずつ、森を明るくしていけますよ。
 

自己否定の診断テスト作ってみたんだけど、長くなっちゃったので また次のメールでご紹介しますね。


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