人生が苦しい人へ。ムダな抵抗をやめると 人生が流れ出すわけ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

こちらの募集が始まりましたよ!

 

プロコーチになる人もならない人も、人生が変わるコミュニケーション方法です。

 

 

 

さて。

 

今日は「苦しみのもととなるもの」について。



ご存知の方も多いと思いますが、ニュー・アースという本があります。

その中に、こんな逸話が載っています。
 

日本のある町に、尊敬されているお坊さまがいた。

あるとき、お寺の隣の若い娘が 妊娠をした。

娘は『隣のお坊さまの子だ』と答えたため、両親は激怒して怒鳴り込んだ。

お坊さまは「ほう、そうか?」と答えただけだった。

噂は広まり、評判は地に落ちたが、お坊さまは気にしなかった。

赤ん坊が生まれると『お前が面倒を見ろ』と押し付けられたので、子どもをいつくしみ、世話をした。


1年たち、良心の呵責に耐えられなかった娘が、実は近くの若者の子だと白状した。

両親はあわててお坊さまのもとへ駆けつけ、わびた。

「赤ん坊は、引き取ります」

お坊さまは、

「ほう、そうか?」

そう言って、赤ん坊を返した。

赤ん坊は、お坊さまにいつくしまれ、そのあとは娘に世話をされ、幸せに育った

 

 

お坊さまは、よい知らせにも悪い知らせにも

「ほう、そうか?」

と同じ反応をしました。



被害者にもならず、問題にもせず、起きた出来事に抵抗せず、そのまんま受け入れていきます。

物事を「よい」「悪い」と意味づけるのは、自分自身なのですね。

 

とはいえ、ふつうは もがき苦しみますよね。

「なんで私が!?」

「そちらがまちがっている!」
 

にんげんだもの。修行積んでないし。



ニューアースの中に、こんな言葉があります。

「人生に言い続けてきたノーがイエスに変わるたび、

 あるがままの この瞬間を受け入れるたびに、

 あなたは 時間とエゴを 解体する。」


 

 

私の解釈で 簡単に言うと、

人生に「ノー!」を言い続けることは、ものすごーくエネルギーを使うことだということかな、

 

と思います。



「私は、両親のせいでひどい性格になりました!

 

 両親さえ○○してくれれば…」

「私は、お金がないせいで やりたいことができません。

 

 お金さえあれば…」

「私は、才能がないせいで、誰からも尊敬されません。

 

 才能さえあれば…」

「私が上手に子育てをしなかったから、子どもが思い通りに育ちません。

 

 私がいい母親だったら…」


こんなふうに、自分の人生に「NO!」を突きつけることは、自分をいじめること。

その場にとどまろうとしつつ、何かを攻撃しているエネルギー。




お坊さまのように「ほ~、そうか~」と受け入れていけたら いいねえ。

 

まずは、自分の中から出てくる、いろんな声を聴きつつ、にこやかに

 

「ほ~、そうか~」

 

と、受け止めていくのです。

こんなふうに。↓



「私、うまくいかないことを、両親のせいにしたいんです」

「ほ~、そうか~」

「私、やりたいことがあるんです」

「ほ~、そうか~」

「私、尊敬されたいんです」

「ほ~、そうか~」

「私、子どもが思い通りに育たなくて、悲しいんです」

「ほ~、そうか~」


何も否定しない、肯定もしない。そのまんま。

まずは自分のつぶやきを そのまま聞いてみる。

ムダな抵抗をやめると、人生が流れ出すんです。


話は変わるけど、以前、盲目のピアニストの辻井伸行さんが、テレビのインタビューで

「もしも、目が見えていたら何をしたいですか?」

と聞かれ、

「目が見えたことがないので、何をしたらよいのかわかりません。このままで十分なので…。

 もしあなたが『手が三本あったら何をしますか?』と言われても困るでしょう?」

 

とおっしゃってました。



もしも辻井さんが

「なぜ目が見えないんだろう。目が見えないせいで…」

と生きていたら、この言葉は出てこないでしょう。



というわけで、私の理想は

「これでいいのだ」

 

「ほ~、そうか」

と生きられるようになることです。

きっと一生かかると思うけど、いつか そうなれたら、楽だなあと思うのです。

 


「ほう、そうか?」の話はこちらからの引用です。

 

 

 

 

スピリチュアルの要素があるので 好みが分かれるかもしれませんが、名著です。

 

 

んで、「アンメット」みてます?

 

私、主人公のミヤビちゃんの 受け答えの仕方、好きなんですよね。

 

 

反応的に、

 

「それはちがう!」「え?どういうこと?」

 

などと 言葉を発することがないんです。

 

 

「・・・うん。」

 

と 自分の中で 咀嚼をしながら、ゆっくり 相手の目を見て うなずく。

 

意見があるときには、ゆっくり考えて言葉を発する。

 

 

それだけで、相手の中に 受容された感覚が起きる。

 

「ミヤビといると、なんか安心するんだよね」

 

と感じさせられる。

 

 

受容って 同意じゃないんですよね。

 

相手の存在そのものを受け止め、受け入れること。

 

ミヤビちゃんと見ていると、私の中でも カタルシスが起きます。

 

 

自分に起きた記憶障害をそのまま受け止め、今自分にできることを 淡々とやっていく姿も

 

「ほう、そうか」

 

に通じる感覚があります。

 

  

 

 

しめきり 7月23日(火)

 

 

  

 

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