やさしいママが陥りやすい罠。子どもの言いなりになってない? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 
 
今回は、やさしいママたちへ。
 
 
さて。
 
子育てに「枠」を設けることは、子どもに安心感を与えることです。
 
「枠」というのは、
 
●家庭のルール
●親の価値観を示す
●ここまではいいけど、ここからはダメだよと線を引く
 
といったこと。
 
(子どものこころのコーチング協会の初級講座でも学びます)
 
 
なんでもかんでも、
 
「あなたは、どうしたい?」
 
と意向を聞いて、子どもの言うなりにならなくていい。
 
自由って、結構、不自由なんだよね。
 
 
 
不安は自由のめまいだ
 
キルケゴールの言葉です。
 
高校の現代社会の授業で 聞いたときは、しびれましたね。
 
自由って、不安なんですよ。
 
 
でも、子育てには正解がない、

どう育てるかは、あなたが決めてもよいのですよ
 
そういわれると、自由よりも不安を感じませんか?
 
 
「こうしなさい」「これが正解です」
 
って言われた方が 楽なんです。
 
 
子どもたちもそう。
 
一見、
 
「何をしてもいい」
「あながた好きなようにしなさい」
 
というのは喜びのようで、不安なのです。
 
「好きなようにしていいのか!」と、自由にやってたら、大人から怒られたりしてね。
 
え?自由って言ったじゃん、みたいなこともあるでしょうし。
 
 
 
親にブツブツ言いながら、親の枠(ルール)の中で 自由にしていた方が、かえって自由ですし 安心感を感じるもの。
 
枠は、年齢に応じて ゆるくしていく必要はありますが、何でもかんでも 子どもに
 
「あなたはどうしたい?」
 
と お伺いを立てる必要はないのです。
 
家庭のルールやお金の使い方は、ママとパパで決めた方がいい。
 
 
 
 
もしあなたが、
 
「すべてを子どもにゆだねて 決めさせる」
 
ということが「善」で
 
「子どもに、家のルールを守らせる。親の意向を伝える」
 
ということが「悪」だと感じるなら。
 
 
それは、単に 
 
「私が決めたくないから 子どもに決めてほしい」
 
「子どもに窮屈な思いをさせたら、グレるのではないか?」
 
という逃げや罪悪感かもしれません。
 
「子どもに任せました」「自主性を育てます」
 
って 耳障りのいい言葉だもんね。
 
 
小学校で教師をしていたときの話をします。
 
荒れるクラスは、先生が 子どもの言いなりになっていることが多かったです。
 
(学級崩壊するのは、友達のような先生、または支配的な担任のクラス、という調査があります。
 
今回は「友達のような先生」の場合をお話しします)
 
 
子どもたちは、先生が 何も言わない(または 嫌われるのが嫌で言えない)のをいいことに
 
「これをやっても怒られないかな?」
 
「このくらいいいよね?ほら、先生本気で怒ってないし」
 
と自分たちの主導権の領域を広げていきます。
 
そして 教師の居場所がなくなったとき、クラスは崩壊します。
 
同時に、教室には安心感が失われます。
 
 
だから、教師はきちんと、「枠」を示す必要があります。
 
子どもたちが 安心して生活できるように。
 
大人は 子どもを信頼しながらも、意思表示をすることが必要なんです。
 
 
ただし「意思表示」って、言葉ではないんです。
 
子どもには 言葉なんて 通じないから。
 
子どもって 賢いの。「本当のこと」を見抜く。
 
だから、腹の底から、本気の意思表示をしないと、子どもたちには 伝わりません。
 
 
たとえば、ザワザワした教室で 話を始めたいとき。
 
教壇に立って にっこりします。
 
黙って まわりを見まわします。
 
 
心の中で
 
”私は 今から話をしたいと思っています。
 
 静かになるのを待ちます”
 
と覚悟を決めて立つならば、たとえ1年生の教室であっても 1分もたたずに、静かになるのです。
 
怒鳴り声や、小言はいりません。
 
子どもたちには 教師の心が伝わります。
 
 
 
また、子どもたちも「強制された」なんて思いません。
 
シンプルに「今は 話を聞く時間だから」静かにして 私の目を見てくれるのです。
 
 
それも「枠」のひとつです。
 
教師としての姿勢のようなもの。
 
子どもに こびず、でも 真剣に向き合おうとする 姿勢。
 
 
ちなみに、新米のときは これができませんでした。
 
  待てなかった。
 
  子どもを信頼できなかった。
 
  大声で伝えて わかってもらおうとした。
 
反面、子どもを窮屈にさせたら、嫌われてしまうと思ってた。
 
申し訳なかったなあと思っています。
 
 
家庭も同じ。
 
子どもが小さければ 小さいほど、親が「枠」を示す必要があります。
 
「枠」があったって、自主性は伸びていきます。
 
 
これはいいよ、これはダメだよ、と示すことに 罪悪感はいりません。
 
「なんでも自由」って 意外と不自由だからねん。
 
大きくなるにつれ 枠を広く、ゆるくする必要はあるけど、親の枠を示すこと大事。
 
おそれずに、親として 正面から向き合うこと。
 

 

 

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