こんにちは。和久田ミカです。
あなたが、もしも道に迷ったらどうしますか?
大きく分けて2つの方法があります。
ひとつは、行きたい場所について 聞くこと。
「〇〇へは、どうやって行けばいいですか?」
近くにいる人に質問してみます。
もうひとつは、現在地を知ること。
地図を見せながら「ここはどこですか?」と聞いてみます。
でも、この質問はどうでしょう?
「どうして、私は迷ってしまったのでしょうか?」
突然聞かれた人は、キョトンとするにちがいありません。
「あなたがどこを歩いてきたのか、見ていないのでわかりません。」
迷ってしまった原因は、周りの人に聞いても、地図を見てもわかりません。
自分にしかわからないのです。
最近多いな~と思うのは、この問いです。
「なぜ私は、〇〇なのでしょうか?」
悩みの原因が 過去にある、と考えるのですね。
以前「毒親」の本が はやったのも、原因を知りたい(私こうなったのは親にせいだ)というニーズから来ているのでしょう。
アダルトチルドレン、投影、過去世などにも、共通しているように感じます。
「私が〇〇なのは、△△のせい」
と、原因がわかると、きっと 安心するのでしょう。
では、「~のせい」と意味づけをする目的はなんでしょうか?
本当は、悩みの原因がわかることよりも、
「なんのために、(過度に)意味づけを求めているのか、答えが欲しいのか」
そこが大切な気がします。
というのも、明確な答えを出そうとするから ややこしくなることも たくさんあるように感じます。
はっきりした答えが出ないこともあるし
要因が複雑に絡み合っていることもあるし
物事は多面体。見る方向によって 見えるものがちがうもの
「お母さんのせい」「トラウマ体験のせい」「投影が…」
と、くっきりと 意味づけしなくても、いいことって、たくさんあるなあ、と感じます。
「私はこう感じているんだなあ」
と自分の内面気づくだけでも、救われることがたくさんあります。
Awareness(アウェアネス=気づきの力)ってすごいんですよ。
また、ちがった機会にお話ししますね。
もちろん、私もセッションの中で 過去を扱うことは 多々あります。
今までどういった道を歩み、何を感じてこられたのか
どのような見方・価値観を作り上げてきたのか
体は、どんな情動やトラウマを記憶しているか
そんなことを みていきます。
でも、そこで私が
「お母さんからの愛情が少なかったために、〇〇になってしまったのですね」
と、勝手に 意味づけることはしません。
クライアントが 感じたことをそのまま受け取って、感じたことを伝えるだけです。
それにね。
どこに向かっているのか、よりも、どこから来たのかばかり気にしているって、どうなんだろう?
原因ばかり見ているというのは、たとえば 溺れている人が
「私は、なんで溺れているのでしたっけー?!」
と 騒いでいる状態に似ています。
岸に上がってから、
「なんで 溺れちゃったんだっけ?」
と 思い返しても 遅くはない。まず自分を助けて!
原因を追究しすぎる人は、過去ばかりを見ている、ってことです。
後ろを向いて 歩いているようなものですね。
だんだん遠くなる、不確かな景色を眺めて 後ろ歩きで歩く。
不安定な歩み。
だから、人生を歩んでいくのが こわいんじゃないかな?
もちろん、過去の中に 答えのヒントが隠れていることは よくあることです。
毒親、アダルトチルドレン、投影…
でも、「私は、どうして 迷ってしまったのか」と後ろを振り返ってばかりでは 前に進めない。
知識を使うときは、自分が前を向いているか確認が必要です。
前を見て歩くからこそ、目的地にたどり着くことができます。
道に迷った原因にとらわれ過ぎてていたら、何も変わらないのです。
今日書いたことは、コーチングの基本的な考え方のひとつです。
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