「〇〇すればいいじゃないですか」という幼児性 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

今日のテーマは「ぐずりと愚痴」。

 

娘が4歳のときの記事です。

 

「やだー!やだー!
 白いご飯出して!!」

四歳の娘は、すっぱいものが好きなので
カリカリ梅などを混ぜた ご飯を作りました。

見たとたん、大騒ぎ。


どうも、色がついているのが、いやだったみたい。

「白いご飯を 出して欲しいんだね。
 でも、ないの。
 どうする?」

「やだー!食べない!!
 ご飯 食べないもん!!!」


珍しく 大の字になって暴れています。
どうも 先日の疲れが抜けないようです。


「食べたくないんだね。
 おなか空いちゃうねぇ。
 みっちゃん、どうする?」

「食べない!」


等々の やりとりがあり、娘は 私に抱っこして わーんわーんと泣いていました。

(ママが悪いと 悪口を言いながらも、こういうときは たいてい 私に抱っこして 泣いています。)


私は、重くなった娘を抱っこしながら 昼食開始。

少し落ち着いたところで、口に 豚汁を入れてあげると、あむあむ 食べ始めました。


少しして、梅ご飯を勧めたところ、すんなり 口に入れました。

「ママ、この梅 固いね。
 みったんは やわらかいのが 好きなの。」

「そう、やわらかいのが 好きなのね。
 このご飯には、固い梅しか入っていないの。
 みっちゃんは、どうしたい?」

すると、ふりかけをかけて 食べたいと言ったので
うっすらと ふりかけをかけてあげたところ、ご飯を食べ始めました。

この間、15分くらいでしょうか。

子どものぐずり、
それは 大人でいうと 愚痴に近いように思います。


いやなことがあったとき、周りの人に 愚痴を聞いてもらうと
何か すっきりしたような気がします。

たとえ、現状が 何も変わっていなくても、気持ちが切り替えられたり、少し 元気が出たりします。


子どもの場合、それが ぐずりとなって爆発。
大人は それに 巻き込まれて、イライラします。

もしも、時間や心の余裕があるときは
子どもの「愚痴」を 聞いてあげましょう。


ただただ、オウム返しで
「~なのね」
と 受け止めるだけです。

さらに、
「それで、あなたはどうしたいの?」
と 聞いてみると、自分なりに 答えを出すこともあります。


早く 泣くのを止めなければ、と 思う必要はありません。

大人だって、愚痴を言っている最中に
「そんなこと 言うんじゃありません!」
と 止められたら

「愚痴くらい 言わせてよ~!」
って 思いません?
「聞いてくれるだけで いいんだよ~!」
って。


子どもは、とことん 話を 聞いてもらう経験を 繰り返していくうちに、
自分で 自分の感情をコントロールする練習をしていきます。

うちの娘は 小さいときから、感情のコントロールを 任せられています。

だから、基本的に 気持ちの切り替えが 早いです。


泣いたり、ぐずったりするのを 無理やり止められる 経験をつむと、感情を我慢する練習ばかり することになります。

また、人から 感情をコントロールされることが 多くなると、自分で 自分の感情をコントロールするのが 苦手になりがちです。

とりあえず、我慢しちゃおう、と 感情に ふたを しっちゃったり…。

それって、私のこと?って 思った人も 多いのではないでしょうか。


子どものぐずりに 付き合うのは、大変ですよね~。

でも、急がば回れ、です。

 

 

 

昔は、学びを実践して、その検証結果を書いていました。

 

(当時は楽天ブログだったので、消えてしまったものもたくさんあって残念)

 

 

学んでいたのが、ビジネスコーチングだったので、それを子どもに応用したらどうなるのか、を日々試していたんです。

 

今もまだ、「子育てコーチング」という分野は それほど確立されていないのですが、当時はさらに黎明期ですね。

 

日々の" 実験 "は、とてもおもしろかった!

 

 

さて、今日のテーマはぐずり。

 

子どものぐずりは イライラするときもありますよね。

 

でも、

 

「じゃあ、めんどうくさいから、子どもの言いなりになろう」

 

というのは、ちがうのです。

 

こちら、私の著書から↓。

 

image

 

子どもの気持ちには YES!

 

でも、不適切な行動にはNO!

 

 

気持ちには「わかるよ」

 

行動には「(それはできないから)こうしてね」

 

少し時間はかかりますが、子どもは自分で自分の気持ちの折り合いをつける練習をしていきます。

 

子どものぐずりは、大人の愚痴のようなものだから。

 

 

こちらもおすすめ↓

 

愚痴や悪口って 嫌う人がいますが、私は 必要なことだと思っています。

 

心理士でもある白目みさえさんの「愚痴をバカにするべからず」の記事がわかりみが深い。

 

鬼の首を取ったように

 

「じゃあ、〇〇すればいいじゃないですか」

 

という幼児性。白黒思考。

 

 

カウンセリングもコーチングも、自分の考えを押し付けるのではなく

 

「この人は 何を大切にしているのだろう」

 

とその人の価値感や感情に寄り添って聞いていく聞き方なの。

 

読んでみてね。




 

 

  

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