こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
実父からの性被害の裁判のニュースを見ていて、胸が痛みます。
いや、言葉を間違えました、胸糞悪いです。
以前のメルマガに対して、Aさんから感想&相談をいただきました。
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内容は、お子さんの性被害についてです。
一部を抜粋して掲載します(許可済み)
現在、主人の性的虐待が許せず、1ヶ月ほど別居中、離婚の話を提案しているが、なかなか進まないという状況です。(中略)
娘が、ある本の中に
「この本の中に気持ち悪い絵があった」
と言い、男女が裸でキスする場面を見せてきました。
その流れで、娘が
「私もパパに寝るときこうやって(服の中に手を入れて) 胸を触られるの、気持ち悪いんだよね。
もう慣れたから大丈夫なんだけど。」
と言いました。(中略)
その後、
「寝る前にキスしないといけなくて、しないと寝させてくれないし、 ベロって口の周り舐めてくるから気持ち悪い」
と苦笑いしながら教えてくれました。
主人の話では、性的な意図は全くなく、子供への自分なりの愛情表現だったと言いますし、
どうして信用してくれないのか?と嘆かれるし、 そもそも、私が夜の相手をしてくれないのも一因だ と言われました。
現在は、別居を継続中、離婚を提案しています。
ただ、私の収入は今の時点では不安定なものですし、 完璧な子育てが出来るかと言うと自信はありません。
娘もパパにも会いたいと言います。(中略)
でも、児童相談所に行っても、警察に行っても、やはり最後は私の気持ち次第、
という感じなので、自分の意見に自信が持てない私は、 ハッキリ、主人のしたことは犯罪だ!!と言えずにいます。
でも、絶対に潜在意識では傷ついてますよね?
許さなくて良いですよね?
ご心痛だと思います。
深く傷つかれたのではないでしょうか。
おひとりで抱えるのには、大きな問題だったことでしょう。
お体は大丈夫ですか?
それと、お子さんがどう感じているのか?
ですが、お子さんしかわからないことなので、私が言及することはできません。
その点だけ、ご了承くださいね。
いくつか お話ししますので、ご自身で判断をしてみてくださいね。
Ylanite www.pexels.com/@nietjuhによるPixabayからの画像
まず、子どもにとって大人というのは、「強く」「正しい」存在です。
私たちは「大人の言うことは聞くべきだ」としつけられているので、逆らいづらいということがあります。
お子さん、よく話してくれましたね。
それは、Aさんがお子さんと信頼関係があり、ふだんかきちんとコミュニケーションをとっておられるからだと思います。
小さい子どもと大人の性被害でちがうのは、
「望まない不快な体験をさせられた=性暴力」
という定義が当てはまりづらい点です。
だから、Aさんも迷っておられるのだと思います。
これ、思春期以降の子なら「不快な体験だ」と明らかにわかりますものね。
小学生ぐらいまでだと、くすぐりっこの延長だったり、抱っこや洗いっこをする中で、被害にあうことがあります。
子どもは
「なんか変だなあ」
と思うけれど、それがなんだかわからないし、なんとなく他の人に言ってはいけない雰囲気。
そして、
「この感覚はなんなんだろう?」
と 確かめたくなります。
そこで、「再演」が起きます。
たとえば、
やたらと性器にさわる
他人にさわるようにお願いする
友達や小さい子の体をさわる
など、自分がされたことを いろんな形で再現することがあります。(=再演)
そして、思春期以降に、自分がされたことの意味がわかり、心が大きく傷つきます。
下のグラフを見るとわかりますが、自分がされてきたことの意味が分かった段階(「被害の気づき」)で、グラフがぐんと下に落ち込みます。
ダメージが深くなり、機能が低下した、ということを表しています。
で。Aさんは
「これが犯罪なのかどうかわからないから悩んでいる」
と書かれています。
そうですよね、悩みますよね。
これは私の意見ですが、犯罪かどうかは警察に任せるとして、ルール違反ではあると思います。
教員だったときに、性被害に対応するプログラム(CAP)を学びに行ったことがあります。
もう20年以上前のことなので うろおぼえなのですが、「プライベートゾーン」という考え方を学びました。
「水着を着て隠れている部分は、大切なところだから他人がさわってはいけない。
それがたとえ、パパであっても。」
というルールです。
その考えにそって考えれば、Aさんに非がないことはもちろん、お子さんがされたことが「愛情表現」という言葉でくくられるのには 違和感があります。
いかがでしょうか?
私がお話しできるのは、ここまでです。
Aさん、よくお考えになって 結論を出してくださいね。
あとね。
人生の選択肢は3つしかありません。
続ける
やめる
変える
です。
どの道を選んでも大丈夫。
どの道にも、困難はあり、幸せもあります。
対策を立てることもできますし、支援も受けられます。
あとは、その予測できない困難を引き受ける覚悟だけです。
こわいですよね。
でも、どこかで決断をしなくてはならない。
Aさん。
あなたには、力があります。
お子さんを思う気持ちがあります。
どの道を選んでも、あなたなら大丈夫。
自分の心が進む道を 選んでください。
お子さんの心のケアには、こちらの教材がおすすめです。
CDもついていて、お子さんにもなじみやすいと思います。
どうぞ。
ご無理をなさいませんように。
ご自身のことも大切にしながら、ゆっくり考えてみてくださいね。
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