こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
Facebookでは、過去の投稿が見られます。
下の写真は、心屋仁之助(現: 佐伯仁志)さん(以下、ぢんさん)が毎月行っていた「beトレ」のステージに立たせていただいたときのもの。
10年も前。
うれしかったなー。
私は心屋ではないのですが、ぢんさんのご紹介で本を出版できたんです。
*娘が絵画教室に行っている間、車で待ちつつ見ていたのだろうなあ。車のテレビだ。
写真を見ながら、出版するときの話をいろいろ思い出したので、ちょこっとシェア。
さて。
ぢんさんのご紹介で 初めて企画書を持ち込んだとき、編集者さんから言われたのは、
「こういう本は売れないんですよね」
です。
わたし、当時まだチキンだったので固まってしまってね。
そんで、その時教えてもらった「売れる本」とは
子育てでやっちゃいけない〇〇100
子育てやるべきこと50のヒント
みたいなものでした。
「和久田さんは、こういう本好きじゃないですよね?」
と言われて、お茶こぼしそうになったけど
「はい…私は苦手です」
と答え、トボトボと 帰ってきたのでした。
なんか 私のような者は必要とされていない、
と言われた気がして そのあと半年以上、企画書を放置してました。
(その後、ご縁があって その出版社から出せることになり、今に至ります。
単行本は5刷重版され、文庫本、外国語版も出ました)
あのとき思ったんだよね。
本って、本当のこと書いちゃいけないんだなーって。
でも、私は なるべく嘘をつかないで書きたいな、って。
わかりやすさや 売れる商品を 追求するのはしょうがないけど、私なりに 言葉を選んで、
「これが ”良い”子育てですよ」
というメッセージは最小限に抑えたつもり。
だってさ。子育てで
「〇〇しましょう」
「〇〇してはいけません」
って、呪いだもん。
みんな最初は 子育て1年生で不安だからこそ、心にスコーンと入っちゃう。
できるかできないか、
やるからやらないか、
で 理詰めにされたら、うまくできなかったとき いっぱい自分を責める。
子育ての苦しいところは、そういうときに 開き直りづらいということ。
「子どもが泣いても、怒りが収まらなかった」
「子どもを邪魔だと思っちゃった」
そんな自分を許せなかったりする。
一瞬でも思った自分を、殴りたい気持ちになったりする。
子育てが つらくなることのひとつは、
「子どもに、〇〇してはいけない」
「〇〇と思うことすら、ダメ!」と、
自分を”見張る”自分が出てくること
ではないかと思います。
子どもが 宝物だからこそ、
…の見張り番なのだけど、子どもが小さいときは ちょっと息苦しくなったときもあったなあ。
母親って、
命預かって、
責任引き受けて、
ちゃんとできないと自分を責めて、
その感情の行き場もなくて、
そんでも 毎日子育ては続いていくわけで。
私は、娘が2歳を過ぎてから 週に数回、数時間 託児を利用するようになりました。
夫は、平日も休日も、家事育児ノータッチだったので、疲れ切っていたからです。
何に一番 エネルギーを取られたかというと、
「ママ、見てて!」
です。
一日中、ママ、ママ、ママ…
ええ、わかってます。きっと人生で一番幸せなときなんですよね?
わかってますとも!!
わかってますとも!!!
でも、365日24時間はつらかった。
トイレの中まで追いかけてくるしね。
核家族だからこそ、
「見てて」
が、みんなに分散されずに 母親に集中してしまう。
他の人の目と手を借りられたことは、本当にありがたかった。
週に数日、数時間でも、一人になれたことで充電。
(当時住んでいた街には、民間でそういうサービスがたくさんあった)
でも、小学生の頃、娘から聞いた。
「お預かりの先生たちは、お気に入りの子とばかり遊んでて つまんなかった」
胸がギュッとなって、また自分を責めそうになったけど、
「そんな中でも、行ってくれてありがとう」
と言うことができた。
ほんと、子育ては ごめんなさいと、ありがとうの連続。
お母さんたちは すんごくがんばってると思う。
「ママ、見てて!」
の連続に へとへとになりながらも、よく がんばってると思う。
だから、命に関すること以外は 必要以上に責任を負わないでほしい。
「子育てでやるべき100」
とか
「やってはいけない50」
とか、
うるへー!!!
と 放り出していいと思う。
(私の本も参考程度に 読んでもらえるとうれしいです。てへ)
んで。
子どもに対して ネガティブなこと思っちゃったら、それは
「自分が困っている」
サインだと思った方がいい。
そんなことが 頭によぎるぐらい、
「大変な状況なんだ」
と 知らせてくれてるんだから。
「こんなこと思っちゃダメ」
と、自分を責めないで、労わってほしい。
何より、かけがえのない自分に対して、
「(理想通りにはできてないかもしれないけど)がんばってるね」
と やさしい言葉をかけてあげてほしい。
悲しかったら、泣いてもいいよ。
苦しかったら、夫に子どもを押し付けて 外の空気を吸いに行ってもいいいよ。
私たちが変われば、子どもたちの世代も変わる。
私もまた、みんなを勇気づけられる本を書きたいな。
ではでは。
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