こんにちは。和久田ミカです。
今日はよくあるこんな質問にお答えします。
困難に負けない、強い子どもに成長させるためには、どうすればいいでしょうか?
なるほど。
同じ親として、そうだよねえと思います。
お子さん自身が「強い子」に育ちたいと思っているかどうかは、今回 とりあえず 置いといて…
私の感じていることをお伝えします。
強い子って、どんな子でしょう?
いやなことがあっても、歯を食いしばって 耐える力を持った子?
困難に出くわしても、自力で乗り越えられる子?
ネガティブな感情を感じず、弱音を吐かない、涙も見せない子?
でも、上に書いたような子って、本当に「強い」のかな?
ちがう言い方をすると、
いやなことがあったとき、「いやだ」と言えない
困難に出会ったときに、「助けて」と言えない
ネガティブな思いは、「なかったことに」する
子じゃないかな?
「強い」というより、「強がり」じゃないかなあ。
なんでもそうだけど、物事は 陰と陽。
コインの表だけほしい、っていうのは 無理。
コインの表が得ようとすれば、もれなく 裏も付いてきます。
「強さ」を育てたいなら、「弱さ」を認めていくこと。
弱さを受け止めるからこそ、本当の意味の たくましさが育つのです。
弱さを認めたからと言って、なよなよな子に育つわけではありません。
走り疲れても、「つらい」と言えず 孤独に足を引きずって歩く人生ではなく、
走り疲れたら 休んで、困ったときは 周りの人に助けてもらいながら、歩んでいく人生。
私は、下の方が たくましさを感じるけどなあ。
よく言われる、「自立」もそう。
「自立」のコインの裏は「依存」です。
この2つはセット。
子どもを自立させたかったら、依存させる時期(十分甘えさせる)時期が必要。
依存先は、できれば複数あった方がいい。
コインの片方だけ得ようとするから、ゆがみが起きるのです。
私たち、親も同じですね。
できるだけ、親として 立派であろうと思うなら、そのコインの裏も引き受ける必要があります。
人間として 強い面だけ見せるのではなく、正直に 弱い面も見せたらいい。
いやなことがあって 子どもに八つ当たりしてしまったら、
「あなたのせいで、怒ってるの!怒らせないで!」
ではなく、
「今日、いやなことがあって、イライラしていてごめんね。」
機嫌が悪いのは、あなたのせいではない、と 伝えていくこと。
体調が悪いとき、忙しいときに、イライラを振りまきながら がんばるよりも、
「今日は 体調が悪いの。手伝ってほしいことがあるのだけど…」
「ああ、疲れちゃった。ママは家事を休みます~」
という日があってもいい。
「親だからといって完璧でなくていい」
という姿を見せることは、子どもに
「コインに裏と表があってひとつなのだ」
と 伝えることになります。
それから、参考までに こんな本があります。↓
きつい訓練を受けながら、最後までやりとげる隊員の共通点って何だと思いますか?
それは、「弱音を吐く隊員」だそうです。
「愚痴ひとつこぼさない隊員」は、途中で急に折れてしまうのだそう。
弱音を吐ける、ということは 強さを生み出すひとつの手段でもあるのだなあと感じました。
自分自身が 弱さを認めてこそ、本当の意味での たくましさが 出てくるのですね。
10月23日(日)に、「ハッピー子育てアドバイス」の明橋大二先生をお呼びして、「お母さんの自己肯定感」について講演をいただきます。
録画視聴プランもありますよ。
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