NOという答えを用意していない人たち | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

「〇〇については、~してください」

 

という文言を見たときに、どう思いますか?

 

 

私の頭の中では、

 

「~してください」=「なるべく~してください」

 

と翻訳されます。

 

努力目標、「できれば~してね」というニュアンスで受け取っているのですね。

 

ルールの重要度にもよりますが、「するかしないかは 私が選択する、」いうスタンスです。

 

 

 

でも、一般的には、

 

「〇〇してください」=「△△してはいけない

と、意味が反転して「禁止」の意味に受け取る方が、多いということが、最近 わかりました。

 

 

だから、

 

「~してください」

 

と言われときに 私のルールで動いてしまうと、不快に思う人もいるみたい。

 

「~してくださいって お願いしたよね!?なんで勝手なことするの?」

 

と思われてしまう。

 

 

「なるほど!!( ̄▽ ̄)

 だから、不機嫌な顔をしてたんだ!あの人!!」

 

と気づいた、51才でございます。

 

今までは

 

「まあ、(空気が読めない)ミカちゃんだからね(呆)」

 

で許してもらってきたので、気が付かなかったのでしょう。

 

なーむー。ごめん。

そんな自分を弁護するわけではないのですが、以前、Gacktが興味深い話をしていました。

 

かいつまんで書くと、こういうこと。

 

●外国のスポーツジムにて、懸垂をする場で 腕たせ伏せをしている人がいた

 

●ある人が「懸垂をするので、どいてほしい」と伝えたが、答えは「NO」だった

 

●声をかけた男性は、怒ることなく、「NO」という意思を尊重した

 

 

日本人なら、あきらかに迷惑をかけている人に

 

「どいて いただけますか?」

 

と言ったら、ほぼほぼ

 

「すみません」

 

と言って どいてくれることを 想像します。

 

察する文化だから、予定調和の会話がとても多いのだろうなあと思います。

 

 

もし、場所を移動しなかったら

 

「なんて非常識な人なんだろう。ルールを守っていない。」

 

とイヤな顔をしながら、心の中で誹謗中傷することも多いでしょう。

 

 

なぜなら、期待と怒りはセットだからです。

 

「こういうときは〇〇するものでしょう!?」

という正義にも似た正しさは、対立を呼びます。

 

 

でも、外国では違うところもあるのですよね。

 

以前、フランスの給食の様子を テレビで放送していたのですが、カルチャーショックでした。

 

子どもたちは みんな、嫌いな食べ物を 残しまくるのです。

 

ええ、残し「まくる」のです。

 

 

日本では、暗黙のルールとして、

 

「好き嫌いはよくない」

 

というものがあります。

 

 

嫌いな物でも一口は食べよう、

 

アレルギーでもないのに牛乳を残すなんてとんでもない!

 

そんな感じで

「嫌いなものはNO!」

 

とはっきり意思表示する子は、「怠けている」「わがまま」だと思われがちです。

 

 

それが、そのフランスでは 真逆。

 

そこのコンシェルジュが言うには、

 

「自分の意思表示をしっかりすることが、大切」

 

 

つまり、食べたくないものを はっきりと

 

「食べたくない、NON!」

 

と 伝えられることが良いことなのだそう。

 

自分の意見や考えをはっきり伝えることが、大事なお国柄なのですね。

 

 

日本のように

 

 ● 察する文化

 ●自分の感覚より、集団のルールを大切にする文化

 

の方が、実は少ないのかもしれません。

 



こんな話も聞いたことがあります。

 

知人が 外国人の友人に、

 

「あの人、どう思ってると思う?」

 

って 聞いたら、

 

「聞いてみないとわからない」

 

と言われたのだそう。

 

つまり、勝手に 相手どう思うか、何をするのかを決めつけない、ということ。

 

 

日本人だったら、

 

「あの人、怒ってるんじゃないかなあ…」

 

「あの人、本当は私のことが嫌いなのかな…」

 

などと 想像して悶々とします。

 

 

そもそも、相手の人が怒っているからといって、その怒りは 相手のもの。

 

こちらが 責任を取って、引き受ける必要はありません。

 

 

また、相手の人が自分のことを 嫌っているとしても、悲しいけど それは 相手の自由。

 

その思いを尊重すればいい。可能であれば、信頼を回復するよう努めればいい。

 

(そもそも、嫌っているかどうかも 聞いてみないとわからないけどね)

 

 

 

相手が、怒りを感じることや、NOと言うことに関して、

 

「こわい」「なんとかしなくては」「非常識だ!」

 

と 右往左往しやすい国民性なのだとも 感じます。

 

 

もう21世紀になってしばらく経つし、もう少し 人との間に境界線をとってもいいかもね。

 

●相手のNOを尊重する。

 

●相手の思いを尊重する。

 

 

で、尊重できないときは 率直に伝える。

 

「私、困ってるんです」

 

と相談してみる。

 

「それは非常識でしょ!」ではなくてね。

 

 

不登校なんかは、わかりやすい例かなと思います。

 

子どもが学校生活に

 

「NO!」

 

と言ったとしても、それが尊重され、他の受け皿が提供されれば 何も問題がない。

 

(受け皿が少ないのは問題だけれど)。

 

「学校は行くものだ。集団生活の中でしか学べないことがある」

 

と 全体のルールを押し付けるから、はみ出してしまう子たちがいるんですね。

 

もう そういうのは やめよう、ということ。

 

 

読んでてザワザワしたら、自分の心の中の声を聴いてみてね。

 

「何がこわいの?」

 

「何に不安を感じているの?」

 

答えは 私のブログにはありません。

 

あなたの心の中にあります。

 

 

・・・・・・・

 

 

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