それが「本当だ」と思う理由を述べよ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

教師をしていたとき、6年生の家庭科で ディベートをしたことがありました。

 

テーマは…なんだっけ?忘れた。

 

 

忘れちゃったので たとえば、仮に

 

「嫌いな食べ物を残すこと」

 

としましょう。

 

 

クラスの中で「賛成」と「反対」に分かれて、

 

「私は、残すのは良くないと思います。

 

 作ってくれた人が嫌な思いをします。」

 

「オレは残してもいいと思います。

 

 『気持ち悪い、おえ~』って思いながら食べて、作ってくれた人喜びますか?」

 

みたいな 討論をするわけです。

 

 

いやー、盛り上がった!!

 

ただ、やっていくうちに、だんだんウケ狙いや、屁理屈が多くなってきたので、立場を逆にしました。

 

 

「賛成の人は、『反対』の方へ。

 

 反対の人は、『賛成』の方へ行ってください。」

 

つまり、自分が「まちがっている」と糾弾していた側へ行って、反対の意見を言うのです。

 

 

さっきまで、「全部食べるべき!」と言っていた子が、今度は

 

「残してもいいと思います。なぜなら…」

 

と 逆の立場で 理由を探しながら 発言しないといけない。

 

これ、おもしろかった。

 

 

ひとって、どこの見地から発言しても、それなりに 正当性を見出す。

 

いろんな見方から、「正しい意見」を口にしていくと、視野が広がるのです。

 

 

このディベートで感じたのは、2つ。

 

ひとつの意見に固執せずに、

 

「こういう考え方もあるかもね」

 

と 寛容になったり、

 

 

自分の価値観の逆の立場で 意見を言うことで、

 

「つまり、これは 何が問題になっているんだろう?」

 

その物事を すんごく観察するようになるということ。

 

 

6年生でも 結構、高度なこと言ってたよ。

 

何についてディベートしたかは、忘れたんですけどね…(笑)

 

 

これ、コーチングのセッションでも たまにやります。

 

リフレーミングって言います。

 

 

たとえば、

 

「私は、絶対 嫌われてると思うんですよ!」

 

と 断言される方がおられたとします。

 

 

「なるほど。では、それが『本当だ』と思う理由は?」

 

と聞くと、

 

「だって、よそよそしいし、なんか 私を避けているような…」

 

などと 話してくれます。

 

 

なので 今度は、

 

「じゃあ、逆も考えてみましょうか。

 

 もしも…もしもだよ?あえて聞いてみるけど、

 

 嫌われているのが『本当でない』としたら、どんな理由が挙げられる?」

 

 

思い切って、逆の立場から 話をしてもらう。

 

クライアントは、頭をひねって 嫌われていない理由を探します。

 

 

んで、

 

・嫌われている理由

 

・嫌わわれていない理由

 

を並べてみて、どう思うか聞いてみます。

 

 

別に、結論が

 

「やっぱり嫌われている」

 

でもいいんです。

 

考える前よりは、少しだけゆるんでいることが多いから。

 

選択肢を増やすって、とても大事なこと。

 

 

「嫌われている…」とネガティブになるのがで×ブー

 

「嫌われてないかも…」とポジティブになるのが〇OK

 

というわけじゃないし。

 

 

 

 

私が言いたいのは、

 

いろんな立場から 物事を見てみる

 

ということ。

 

いろんなものの見方を 並べてみて、何を感じるのかを、ただ一緒に見てみたいだけなんだ。

 

 

認知行動療法(←保険適用で治療にも使われる方法です)なんかでも、そうですよね。

 

読みやすいのは この辺かな。

 

入門編として、わかりやすいと思います。

 

 

 

 

余談だけど、

 

「逆の立場から見たとき、どう見える?」

 

と聞いた時に、

 

「あ、そうですよね。私、嫌われてないかも」

 

と すんなり言うクライアントは要注意。

 

 

 

ここで、「相手の喜ぶことを言わなくては」という 思い込みが発動している可能性が高いです。

 

感じてない人ってね、話のテンポがやたら速いの。

 

相手の顔色や期待に反応して、脊髄反射で話してしまう。

 

 

ちゃんと息を吸って、吐いて。

 

内面を感じてもらえるよう、待ちます。

 

 

 

またまた、話は変わりますが、「思い込み」で思い出したので、こちらの本もご紹介。

 

 

 

「賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている」のだそう。

 


「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」
―ビル・ゲイツ

「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」
―バラク・オバマ元アメリカ大統領

 

 

自分の目に映るものではなく、「事実」を見るという本です。

 

この本も、「ものの味方」を広くするひとつ。

 

 

そして、このサイトもおすすめ。

 

斜にかまえるのが、良いとか悪いとか 位置づけてないのが、いい感じです。

 

おもしろい。

 

 

 

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