ゲーマー心理を利用する。悪いものと決めつけると、何も見えない。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
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こんにちは。和久田ミカです。

 

子どもがゲームばかりしていて モヤモヤする、

 

…という話を何度か聞いたことがあります。

 

ああ、ちょっとわかります。

 

私はゲームをやりません。ポケモンgoぐらいかな。

 

だから、日に何時間もゲームをしている子どもがいたら、

 

「やることを先にやって!」「勉強は?」

 

と心配になるかもしれません。

 

 

でも、物事をいろんな窓から眺めてみると、けっしてモヤモヤ部分だけではないそうです。

 

この記事では「脳科学」という窓から眺めてみます。

 

 

ゲームをしている人々の脳内は、特に2つの部分が活性化しているのだそうです。

 

●モチベーションを感じる部分

目標達成のために努力する

 

●学習能力を高める部分

注意力が高まり、一度により多くの情報を処理できるようになる
失敗しても、たくさんのことを学べます。

 

 

この目標達成願望を、日常に生かす方法「スーパーベター」という考え方があります。

 

1.チャレンジを自分で選ぶ。

2.パワーアップアイテムを集める。

3.悪いやつらと戦う。

4.クエスト(冒険)を成し遂げる。

5.味方を作る。

6.自分の秘密の正体を持つ。

7.大勝利を目指す。

 

 

 

これまさに、娘がやっている方法だーと思ったので、ちょっと書いてみますね。

 

娘はふだん、部活が忙しすぎて 宿題すら家でやっているのを見たことがありません。

 

家に帰って、食べて寝るだけ。

 

でも、テスト前は必死で勉強します。

 

そのやり方を「スーパーベター」に照らし合わせると、

 

 

1.チャレンジを自分で選ぶ。

定期テスト。○番以内に入る!

 

 

2.パワーアップアイテムを集める。

先生が配ったプリント、教科書、資料集。

 

苦手な歴史は、ドリルを買ってほしい。

 

 

3.悪いやつらと戦う。

娘の場合、先生を相手に戦っているそうです。

 

昨日の会話。

「代数は95点だったから、○○先生に勝った!」

 

へー!勝ったとか、負けたとかあるんだ。

何点以上だと勝ちなの?

 

「95点だと勝ち。90点だと引き分け」

そんなふうに、負けず嫌いな娘は 敵を想定しています。

 

先生大迷惑(笑)

 

 

4.クエスト(冒険)を成し遂げる。

テスト前は、友達たちと タックを組みます。

 

いつも一緒にいるお友達たちとは、わからないところを説明しあうのだそうです。

 

説明し終わったら、

 

「えっへん!!すごいでしょ!」

 

と お互いに 自慢するのだとか。かわいい。

 

また、試験前は ちがうお友達と図書館などに 勉強しに行きます。

途中でマックやコンビニなどで、体に悪そうなランチを食べるのも醍醐味のようです(笑)

 

そのお友達のご両親からは、「おかげで成績が上がった」と感謝されたそうです。

 

 

5.味方を作る。

 

友達も、ですが、私も味方になります。

 

テストの点数で文句を言ったことはありません。

 

一緒に悲しみ、一緒に喜び、一緒に怒ります。

 

 

6.自分の秘密の正体を持つ。

 

娘曰く、

 

「なんで勉強できなさそうなのに、(見た目のわりに)できるの?」

 

と聞かれるそうです。(なんて失礼な!(笑))

 

娘の学校は順位が学年便りで発表されます。

 

手紙を持ってこないし、順位表も見せるときばかりではないので よくわからないですが…( 一一)

 

 

娘は、へにゃへにゃしてるので バカにされることが多いらしく

 

「へーんだ!がんばれば、できるんじゃ!」

 

というところを見せたい思いもあるようです。

 

 

7.大勝利を目指す。

 

これは大学受験になるでしょうか?

 

自分だけでなく、みんなが希望の大学に行けることが、彼女の「大勝利」のような気がします。

 

 

娘の友達たちも、みんな大学になったら県外に出ることを想定しています。

 

まだ中1なのに?とびっくりしましたが、大学受験を念頭に置いて 毎日たくさん勉強している子もいます。

 

部活ばかりやっている娘が、彼女たちとどこまで一緒に 大勝利を目指せるかはわかりませんが、いっしょに サクラサクことを夢見ているようです。

 

 

というわけで、

 

娘は それほどゲーマーではないのですが、「スーパーベター」の考え方はあっているなあと思います。

 

もし、お子さんが

 

・負けず嫌い

・目標があると頑張れるタイプ

 

なら、上の考え方を 試験前に紹介してみるもいいかもね。

 

試験クエスト!!

 

楽しいねー!!

 

ちなみに私は、負けず嫌いでもなく、目標を持つことが苦手なので ムーリーです。わはは。

 

 

こちらの記事が出典です。

 

ゲームのハッピーなニュース

こちらは、仕事に情熱を持てない大人に対して書いてあるので、ぜひ読んでみてね!