
先日、のんちゃんのこころのコーチング講座で、短時間の講義をさせていただきました。
受講者の方々に、
「叱られたときに、すんなり聞けるとき、反発を覚えるとき。
なにがちがいますか?」
そう聞いたら、一番多い答えは、
「価値観が同じかどうか」
でした。
価値観が同じ人から叱られると 納得するけれど、
そうでない場合、「わかってもらえない」「わかってないなあ」と感じるようです。
そう考えると、子どもと大人って 価値観がちがうから、ぶつかるのも当たり前。
叱っても、伝わらないと感じることも多いはずですねん。
私たちの思考は、人の話を聴きながら無意識に
「それ、賛成!」
「それ、反対!」
と振り分けています。
子どもの話もそう。
「それ、賛成!」
「それ、反対!」
そうやって、ジャッジしています。
賛成の行動や言動は、「いい子」。
反対の行動や言動は、「悪い子」。
となるわけですねん。
私も含めて、親って勝手ですねえ(*^_^*)
いつもは
「大好きだよ~

「かわいいねえ~

そう思えているわが子も、反抗してきたりすると、とたんに、
「親を否定した!?」
という気持ちになって、悲しくなる。
感情に振り回されると、子ども価値が 株価のように変動してしまうこともあるということですね(/_;)。
人はみな、自分の言うことに賛成してくれ、受け入れてもらえると安心します。
受け入れてもらえないと、否定された、と感じるのは子どもも同じ。
特に、思春期を過ぎると、
「あれ?パパやママの言っていることは、必ずしも正しくないのかも?」
と思いはじめるので、どうしても バトルになりやすくなります。
そんなとき、「聞く」技術を持っていると 比較的ラクです。
「聞く」技術には、境界線が必要になるからです。
境界線とは、
「あなたはあなた」
「わたしはわたし」
という区別。
境界線を引けていないと、子どもの話を
「賛成~」
「反対~」
とジャッジしてしまいます。
いくら念入りに聞いても、お互いに反論したくなるし、論破したくなるし、ねじ伏せたくなりますもんね。
「なるほど~。あなたはそう思っているのね。」
そんなふうに、話が聞けると お互いに話したいことが話せますし、その上で、
「私は、こんなふうに思っているのよ。」
と伝えることができます。
正直に 言いたいことが言えると、お互いの耳と心が開きます。
心地よく暮らすためにどう折り合ったらよいかについて 考える土台づくりができるのです。
もちろんね、スキルを持っていても 腹が立つことは多々あるので、うまくいかないときもありますけど…(*^_^*)
ただ、子どもとケンカしても その原因を子どもに押し付けることはありませんし、
何に腹が立っていたのかが 客観的にわかるので、引きずることもありません。
とても、楽です(*^_^*)
だから、「こころのコーチング講座」の初級では「聞く」についていろんな切り口から考えていきます。
1月に、実験的に ご夫婦のみの初級講座をしてみようかな、と思ってます。
初級講座を受講された奥さまは無料。
旦那様の分の受講料だけいただく形で。
「聞く」を通して、お互いの子育て観が 一致すると、子育ても楽ですよね。
参加者が集まったら開催しようと思っていますが、
「行ってみたい!」
と思われる方、おられますか?
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