叱られたときに すんなり聞けるときと 反発を覚えるとき。なにがちがいますか? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。



先日、のんちゃんのこころのコーチング講座で、短時間の講義をさせていただきました。

受講者の方々に、

「叱られたときに、すんなり聞けるとき、反発を覚えるとき。

 なにがちがいますか?」

そう聞いたら、一番多い答えは、

「価値観が同じかどうか」

でした。


価値観が同じ人から叱られると 納得するけれど、

そうでない場合、「わかってもらえない」「わかってないなあ」と感じるようです。


そう考えると、子どもと大人って 価値観がちがうから、ぶつかるのも当たり前。

叱っても、伝わらないと感じることも多いはずですねん。



私たちの思考は、人の話を聴きながら無意識に

「それ、賛成!」

「それ、反対!」

と振り分けています。


子どもの話もそう。

「それ、賛成!」

「それ、反対!」

そうやって、ジャッジしています。


賛成の行動や言動は、「いい子」。

反対の行動や言動は、「悪い子」。

となるわけですねん。

私も含めて、親って勝手ですねえ(*^_^*)



いつもは

「大好きだよ~ドキドキ

「かわいいねえ~ドキドキ

そう思えているわが子も、反抗してきたりすると、とたんに、

「親を否定した!?」

という気持ちになって、悲しくなる。

感情に振り回されると、子ども価値が 株価のように変動してしまうこともあるということですね(/_;)。



人はみな、自分の言うことに賛成してくれ、受け入れてもらえると安心します。

受け入れてもらえないと、否定された、と感じるのは子どもも同じ。

特に、思春期を過ぎると、

「あれ?パパやママの言っていることは、必ずしも正しくないのかも?」

と思いはじめるので、どうしても バトルになりやすくなります。



そんなとき、「聞く」技術を持っていると 比較的ラクです。

「聞く」技術には、境界線が必要になるからです。

境界線とは、

「あなたはあなた」

「わたしはわたし」

という区別。


境界線を引けていないと、子どもの話を

「賛成~」

「反対~」

とジャッジしてしまいます。

いくら念入りに聞いても、お互いに反論したくなるし、論破したくなるし、ねじ伏せたくなりますもんね。



「なるほど~。あなたはそう思っているのね。」

そんなふうに、話が聞けると お互いに話したいことが話せますし、その上で、

「私は、こんなふうに思っているのよ。」

と伝えることができます。


正直に 言いたいことが言えると、お互いの耳と心が開きます。

心地よく暮らすためにどう折り合ったらよいかについて 考える土台づくりができるのです。



もちろんね、スキルを持っていても 腹が立つことは多々あるので、うまくいかないときもありますけど…(*^_^*)

ただ、子どもとケンカしても その原因を子どもに押し付けることはありませんし、

何に腹が立っていたのかが 客観的にわかるので、引きずることもありません。

とても、楽です(*^_^*)


だから、「こころのコーチング講座」の初級では「聞く」についていろんな切り口から考えていきます。

1月に、実験的に ご夫婦のみの初級講座をしてみようかな、と思ってます。

初級講座を受講された奥さまは無料。

旦那様の分の受講料だけいただく形で。


「聞く」を通して、お互いの子育て観が 一致すると、子育ても楽ですよね。

参加者が集まったら開催しようと思っていますが、

「行ってみたい!」

と思われる方、おられますか?



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