なぜあの人といると、自分を責めたくなるのか | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

昨日はすごい風の台風でしたね。

そして、そのあとの青空のすがすがしいこと!

今日は仕事の合間に、たくさんお洗濯をする予定です。



さてさて。

なぜこの人といると、自分を責めたくなるんだろう…

そう思うとき、たいてい まわりに怒りを持った人がいます。


怒りの目的のひとつは、自分の思い通りに相手をコントロールすることです。

自分が正しくて、あなたがまちがっている

自分はすぐれていて、あなたは劣っている

自分が正義で、あなたは悪

自分が被害者で、あなたは加害者

それを、大きな声や 強い言葉や ばかにした態度で示してきます。


相手に罪悪感を持たせて、人を動かそうとしているのですね。

きっと根っこに、「こわい」をたくさん 抱えている人なのでしょう。

「怒り」と「こわい」は、とても仲良しですから。


こんなふうに相手を攻撃してくる人がいたら、戦うのはあまりよい方法ではないかもしれません。

「あなたがまちがってて、劣っていて、悪で、加害者です!!!!」

と同じことを言い返したところで、相手のパワーが増すだけです。

人を責めるエネルギーは、責められると増幅するのです。


かといって、落ち込む必要もありません。

おどおどと従うのも、あまりおすすめできません。


私の場合は、

「ああ、何か心の中で反応しちゃったんだなあ。

 地雷が爆発したのを、私のせいにしたいんだなあ」

って感じて、客観的に相手を見るようにしています。


話を聴くときもあるし、あやまるときもあるし、

放っておくときもあるし、見守るときもあるし、その場を離れるときもあります。

対処法はいろいろですが、心の中では 相手の中で何が起こっているのかな~って眺めています。

相手を責めるのではなく、理解する、という視点を持っていると、感情に巻き込まれにくくなるのです。


私がコーチングや心理学を学んで、得たことの一番大きな視点はここかな。

よい・悪い、と二極化せず、少し引いて眺めてみること。


そしてね、自分の中で何が起きているのかも 見ていけるといいね。

「責める人」がまわりに多く現れるときは、自分自身が「責められる人」だと思っている場合が多いです。

責められたくない、と言いながらも、心の中では「責められてもしょうがない人」だと自分を扱っているのです。


たとえば、すぐに「私が悪い」「私はダメなんだ」と自分をいじめる人。

そうやって自分をいじめているから、怒りを持った人が クンクン鼻をきかせて寄ってくるのですよ(/_;)

「私をいじめていいですよ~~~~」

ってドMオーラが出てるんだもん。


人間関係は、自分が変われば まわりも変わります。

付き合っていた人が入れ替わる場合もあれば、周りの人の態度が変わることもあります。


だからね、私は伝えていきたいな。

まわりの人となかよくしたかったら、まず自分となかよくなることの方が先だよ~って。


自分の周りに怒りを持った人が多い人は、芙蓉さんのこの記事を読んでみて。

「家事がなってない!」と罵る夫の対処法

モラハラな人がまわりにいるとき、芙蓉さんの記事はとても役に立つと思います。


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