
娘はここのところ、ずっと「ピアノをやめたい」と言っていました。
娘はとてもプライドが高く、譜面に 注意事項を書かれるのも いやがる人なのです…。
内容がむずかしくなってきて、注意されることが増えたのかな。
泣いて抵抗するようになりました。
今月でやめよう、と話をし、泣きながらレッスンに向かったところ、先生からメールがありました。
ここのところ、泣きべそをかきながら 部屋に入ってくるので、心配してくださったようです。
正直に 現在の様子をお話したところ、むずかしい娘の性格を非難することなく、ご自身の対応を変えてくださいました。
ああ、なんて心の広い先生…(T_T)
すると、打って変ったように 自ら練習をがんばるようになり、レッスンからもニコニコ笑顔で帰ってくるようになりました。
私は元教師なのですが、職員室では 親の育て方を非難する言葉を 耳にすることがありました。
「過保護だから・・・」
「厳しすぎるから・・・」
だから、子どもが あんな育ち方をしているんだ、という結論になります。
たとえば、娘のように 失敗やダメ出しが苦手な子だったら、
「きっと、過保護で 親が手を出し過ぎなのよね。」
とか
「失敗がきらいな子は、親が失敗をさせてこなかったら。」
なんて言われちゃうときがあります。
*そのようなことを言うのは、ほんの一部の教師でしたが…(*^_^*)
コーチやカウンセラーでも、そうやって 親の対応を分析されるかたおられますね。
視点のひとつとして 心の中に持っているのはいいのですが、相手に伝える必要ってあるでしょうか。
「あなたの子育てが悪かったので、お子さんがこういう状況なんです。」
って言われたら、私だったら 落ち込んじゃう。
自分のがんばりを 否定されたように感じちゃう。
「いっしょに対応策を考えていきましょう」
の方がいいなあ。
娘のピアノの先生も、コーチングを学んでいらっしゃいます。
その知識を人をジャッジするための使わないのは、さすがだなと思います。
「先生として 自分が何ができるのか」
「子どもに合った 伝え方は何なのか」
をきっと考えてくださったのだと感じます。
知識じゃないんですよね。それを「どう使うか」の方が 大事なのです。
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