あなたの子育てが悪かったので、お子さんがこういう状況なんです | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。



娘はここのところ、ずっと「ピアノをやめたい」と言っていました。

娘はとてもプライドが高く、譜面に 注意事項を書かれるのも いやがる人なのです…。

内容がむずかしくなってきて、注意されることが増えたのかな。

泣いて抵抗するようになりました。


今月でやめよう、と話をし、泣きながらレッスンに向かったところ、先生からメールがありました。

ここのところ、泣きべそをかきながら 部屋に入ってくるので、心配してくださったようです。


正直に 現在の様子をお話したところ、むずかしい娘の性格を非難することなく、ご自身の対応を変えてくださいました。

ああ、なんて心の広い先生…(T_T)

すると、打って変ったように 自ら練習をがんばるようになり、レッスンからもニコニコ笑顔で帰ってくるようになりました。


私は元教師なのですが、職員室では 親の育て方を非難する言葉を 耳にすることがありました。

「過保護だから・・・」

「厳しすぎるから・・・」

だから、子どもが あんな育ち方をしているんだ、という結論になります。


たとえば、娘のように 失敗やダメ出しが苦手な子だったら、

「きっと、過保護で 親が手を出し過ぎなのよね。」

とか

「失敗がきらいな子は、親が失敗をさせてこなかったら。」

なんて言われちゃうときがあります。

*そのようなことを言うのは、ほんの一部の教師でしたが…(*^_^*)


コーチやカウンセラーでも、そうやって 親の対応を分析されるかたおられますね。

視点のひとつとして 心の中に持っているのはいいのですが、相手に伝える必要ってあるでしょうか。

「あなたの子育てが悪かったので、お子さんがこういう状況なんです。」

って言われたら、私だったら 落ち込んじゃう。

自分のがんばりを 否定されたように感じちゃう。

「いっしょに対応策を考えていきましょう」

の方がいいなあ。


娘のピアノの先生も、コーチングを学んでいらっしゃいます。

その知識を人をジャッジするための使わないのは、さすがだなと思います。

「先生として 自分が何ができるのか」

「子どもに合った 伝え方は何なのか」

をきっと考えてくださったのだと感じます。

知識じゃないんですよね。それを「どう使うか」の方が 大事なのです。



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