どうせ私なんて…そう思っていたあの頃 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。



私は毎年、春に南の国へ旅行に行きます。(花粉から逃げたい(*^_^*))

娘と二人旅です。

昨年まではハワイだったのですが、今年は

「ママ。長いフライトはヤダ。テレビで飛行機事故の映像を何回も見たし。」

と言われまして、グアムになりました。

娘が2歳のときに行ったっきりなので、7年ぶり!

ほんとはね、ヨーロッパに行きたいんだけど、まだ娘と楽しめる感じではないので、今年も南国です。


毎年海外に行く、というと「お金持ち~」って言われるときがあります。

ビジネスで行くし、ホテルはクラブフロアに泊まるし、確かに私も 以前はそう思っていたかもしれません。

顔をしかめて、嫌悪感を醸していたかも。?

でもね、お金持ちだから、ではないのです。

お金持ってても、使わない人もいますからねん。

お金のある・なしよりも、自分で自分に「お金を使ってもいいよ」と許可証を出したかどうか、です。

私はたぶん、人から大切に扱ってほしいという欲求が強いのですね。

ビジネスのキャビンアテンダントさんの接客も、クラブフロアの部屋のおもてなし具合も、大好き。

手軽に行けるところであるなら、リッツカールトンのラウンジの給仕には感動します。

私はお金を出してでも、そういったサービスを受けたいと思うたちなのだと思います。

(人それぞれ、何に欲求があるのかはちがうので、あくまでも「私は」ですよ。)


教員をしていた頃は、自分にお金を使ってはいけないと思っていました。

特に結婚してからは、服の一枚を買うにも ものすごい躊躇するぐらいケチでした。

(どうせ、チョークや赤ペンで汚れるし)

毎日 遅くまで仕事をして、帰りにスーパーによって、閉店間際の安いお買い得品も好きでした。

(しかし、鮮度がいまいちで、何度も「損したなあ」と感じたことも…。)

安定した収入があっても、海外旅行に行こうという発想すらありませんでした。

もったいない、もったいない…いつもそう思っていたなあ。


確かにそのおかげで、今住んでいる家は、若い頃に買えました。

でも、その家もね、住みづらくてしょうがない。

「私なんて…」と思っているから、設計の相談のとき、意見が言えなかったのです。

いや、言ったんだけど、あまり聞いてもらえなかったのです…。

たくさんお金をつぎ込んだ家ですら、自分の物入れも部屋も作れず、台所の設計も夫の意見が通る始末。

リビングに置く家具も、私の好みのものは 買えず、配置もいまいち…。

「こんな私が意見を言ってはいけない」「言ったところで聞いてもらえないし…」

そんなあきらめが、居場所のない家を作ったのでした。


で、話は戻りますが・・・

私は今は、自分のためにお金と時間を使うことは あまり躊躇がありません。

本当に自分が喜ぶなら、また喜んでくれる人がいるなら、どんどん社会に循環させていこうと思っています。

それでもお金は増えていくので、不思議なものですね。

「お金は使うと減る」世界から「お金は使っても戻ってくる」世界に、いつの間にか引っ越したようです。

わからなかったなあ、「どうせ私なんて・・・」と思っていたあの頃は。