自分に勝たないと 意味がない、というわけではない | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

昨日はキッザニアに行き、今朝は東京タワー近くのホテルに泊まっています。

東京タワーが青かったんだけど、何か メッセージがあるのかな?

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

さて、先日の記事に、たくさんのコメントをありがとうございました。

評価にはふたつあります。

ひとつは、何かと比べて 優劣をつける方法。

他人や 常識や 理想や 期待や・・・いろんなものと比較して、点数をつけます。

これはこれで 意味があります。

でも、優劣に偏りすぎると、「すぐれている自分のみ価値がある」と思ってしまうときがあります。

劣っている自分を認めることができなくて もがいたり、劣っている自分を隠そうとしたりします。

くるしいですね。


これからは、他己評価ではなく自己評価の方が大事です(*^_^*)

他人と比べるよりも、過去の自分と競争した方が 自分の成長を認められます。

でも、自分と競争することの目的は、自分に勝つことではありません。

過去の自分に勝たなかったら 意味がない、価値がない

…そう思うなら、それは 現在の自分ではダメだと思っているからです。

結局、優劣の世界にいるのです。


自己肯定感、というのは、私は私のままでいい というところが出発点です。

何ができても、できなくても、私には価値がある。

生きているだけで 100点満点。

その土台があってこそ、自分と勝負することが 成長につながります。


この土台がないと、どうなるでしょう?

いくら がんばっても「まだまだ」「もっともっと」と、心の渇きが癒えないのです。

たとえば、持久走のタイムが多少上がっても

「この程度で自分をほめてはいけない」「自分に甘えてはいけない」「もっとできたはずだ」

と 自分の努力を否定してしまいます。

せっかくがんばったのにね(/_;)。

どうせならば、

「自分はよくがんばってきた。さらにタイムを伸ばすためにはどうしたらいいだろう?」

「タイムは伸びないが、努力を重ねてきた。今は根っこを伸ばす時期かもしれない。苦しいけれど、がんばっていこう」

そう考えた方が、自分のエネルギーを うまく使えます。


過去の自分と勝負をするのは 自分の成長をさらに認めていきたいから。

目標を持って 楽しく 続けていきたいから。

今のままでも 十分がんばっている。


そう思えてこその 自己評価です。

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