
子どもは、楽しいことばかりしたがります。
「これが好き!」と思ったら、とことんやります。
直観で「今」を生きているからですね。
大人になると、だんだんと「やらなくてはいけないこと」が増えてきます。
直観と今ばかりでは、生きていけないように感じることもあります。
こんな時思い出すのが、スティーブ・ジョブズです。
「心と直感に従う」人だったと言われています。
ジョブズは、半年で大学を退学して、興味を持ったカリグラフィーに熱中しました。
ただただ、心惹かれたから。それだけ。
「そんなもの習って何になる?」と言われても気にせずに…。
たぶんだけど、本人も「何かの役に立つ」という視点は持っていなかったのでしょう。
十年後、ジョブズはパソコンに対して、こんな思いを持ちます。
「パソコンは複数の美しいフォントが必要。字間は自由に変換できなければいけない。」
機能だけでなく、美しさをパソコンの世界に持ち込んだのですね。
洗練されている アップル製品の基本姿勢は、ここから始まりました。
今、いろんな資格を取る人が増えています。
「これを学んだら、仕事がくるかな。」
「この資格を取ったら、お金を稼げるかな」
そういった動機だと、続けるのがむずかしいかもしれません。
心が震える要素が少ないから。
でも、ジョブズのように心が求めることを続けていくと、点と点がつながっていくのですね。
ジョブズはこれを「点を結ぶ」と言っています。
役立つから学ぶ。
お金をもらえそうだから資格を取る。
そうでなくて、「私は今、これをやりたくてしょうがないから学ぶ」。
これが何の役に立つかは分からない。でも知りたいから!
自分の心が求めるから、好きでしょうがないから!
そう思って行動していくと、先は見えなくてもきっと、人生の喜びにつながっていくのです。
自分を引き合いに出すのはおこがましいのですが、私もそう。
漫画家になりたくて 毎日漫画を描いていた高校時代
楽しくてしょうがなかった教師時代
自己肯定感が低くて生きづらかった自分
教師時代に保護者とうまくコミュニケーションできなかったもどかしさ
全部、現在の自分につながっています。
当時は、こんな仕事をすることになろうとは 思ってもみませんでした。
話は変わりますが・・・
私は今、インストラクターの0期生を募集しています。
そんなふうに心から「やってみたい!」と思い、お申し込みくださる方を待っています。
きっと人生の中の「点」のひとつになるから。
インストラクターになったことが、きっとあなたの使命につながっていくと信じているから。
全力で応援します。