いくつかお問い合わせをいただいたので、こちらに書いておきますね(*^_^*)


*個別相談付きは、今回が最後です。


以前行った講演会で、こんな質問がありました。
「怒ると叱るって、何が違うんですか?」
私の子育て講座では、次のように定義しています。


目的が違うんですね。
私は、別に怒るときがあってもいい、と考えています。
人間だものね、怒っちゃうときって あるよ。禁止されると苦しい。
でも、怒ってばかりだと 子どもは「感情で相手をコントロールすること」と学びます。
反対に「相手が怒ったら、言うことを聞かなくてはいけない」ということを学ぶこともありますね。
話は変わりますが、先日 依頼された子育て講座では、
「夫が 嫌な顔をしたり、怒ったりすると、サポートをお願いできなくなる。自分が我慢すればいい、と思ってしまう」
という話が いくつか出ました。
こういう奥さまには、「NO!!!」というだんな様がいらっしゃます。
質問されたり、お願いされると、自分がコントロールされるように感じるタイプの夫が多いかな。
お願いされると、まず「いやだ」「なんで?」「え~っ!」などと 不機嫌な顔をします。
それを見ると、奥さまは 要望を飲み込み、黙ってしまいます。
心の中では 怒りがたまり、恨みになっていくことも…。
それを繰り返していく中で、無意識に
妻は「私が犠牲になればいい」
夫は「いやな顔をすれば、妻は引き下がる」
ということを 夫婦間で学びます。
客観的にみると 夫は「いやだ」とは言っているけど、「やらない」とは言っていないんですね。
夫に合わせた言い方で、数度お願いすると やってくれることが 往々にしてあります。
「夫に合わせた言い方」っていうのが、大事ね。
お願いする、といいながら、ケンカ売っていることもあるし、婉曲すぎて 何を頼んでいるのか わからないときもあります。
どんな言い方が響くのは、日々の観察が必要です。
ちなみにね、相手に合わせるのは 相手のためでなく、自分のため。
自分が犠牲になればいい、というところから 抜け出すためです。
それでもなお「犠牲になったほうが楽」と感じるなら、そこにメリットがあるのですねん。
それはなんでしょう?
コミュニケーションの課題を見ていくだけでも、自分のココロの癖がたくさん見えてきますね。
