怒ると叱るの違いは何? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

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$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

以前行った講演会で、こんな質問がありました。

「怒ると叱るって、何が違うんですか?」

私の子育て講座では、次のように定義しています。

● 怒る = 感情で相手をコントロールする、言うことをきかせる

● 叱る = 伝える、教える、提案する、考えさせる、ことで、子どもの生きる力を伸ばす

目的が違うんですね。


私は、別に怒るときがあってもいい、と考えています。

人間だものね、怒っちゃうときって あるよ。禁止されると苦しい。

でも、怒ってばかりだと 子どもは「感情で相手をコントロールすること」と学びます。

反対に「相手が怒ったら、言うことを聞かなくてはいけない」ということを学ぶこともありますね。


話は変わりますが、先日 依頼された子育て講座では、

「夫が 嫌な顔をしたり、怒ったりすると、サポートをお願いできなくなる。自分が我慢すればいい、と思ってしまう」

という話が いくつか出ました。


こういう奥さまには、「NO!!!」というだんな様がいらっしゃます。

質問されたり、お願いされると、自分がコントロールされるように感じるタイプの夫が多いかな。

お願いされると、まず「いやだ」「なんで?」「え~っ!」などと 不機嫌な顔をします。

それを見ると、奥さまは 要望を飲み込み、黙ってしまいます。

心の中では 怒りがたまり、恨みになっていくことも…。


それを繰り返していく中で、無意識に

妻は「私が犠牲になればいい」

夫は「いやな顔をすれば、妻は引き下がる」

ということを 夫婦間で学びます。


客観的にみると 夫は「いやだ」とは言っているけど、「やらない」とは言っていないんですね。

夫に合わせた言い方で、数度お願いすると やってくれることが 往々にしてあります。

「夫に合わせた言い方」っていうのが、大事ね。

お願いする、といいながら、ケンカ売っていることもあるし、婉曲すぎて 何を頼んでいるのか わからないときもあります。

どんな言い方が響くのは、日々の観察が必要です。

ちなみにね、相手に合わせるのは 相手のためでなく、自分のため。

自分が犠牲になればいい、というところから 抜け出すためです。


それでもなお「犠牲になったほうが楽」と感じるなら、そこにメリットがあるのですねん。

それはなんでしょう?

コミュニケーションの課題を見ていくだけでも、自分のココロの癖がたくさん見えてきますね。



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