算数は「おおよそ」でいいのです | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

今週は娘を連れて2日上京。今日も東京です。

毎年参加している、ピアノランドフェスティバルという子ども向けのイベントに行ってきます。

今年のポスターには、娘も写ってるんですよ(*^_^*)

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

さてさて。いつも特急に乗っていくのですが、いつもアイスをねだられます。

2つで520円です。

昨年ですが、こんな会話をしました。

娘が「えーと、1ついくらなんだろう?」と、アイスの値段に 疑問を持ちました。

おー、いい質問だねえ。

どうやって考えたらいいのか、わからないみたいだったので、ヒントを出しました。

「もしひとつ200円だったら?」「2つで400円」

ということは 200円よりは高い。

「もしひとつ300円だったら?」「2つで600円」

ということとは300円よりは安い。

そこで娘がひとつ 気が付きました。

「わかった!繰り上りがあるんだ!十の位が20円になるためには どうすればいいんだろう?」

そうそう、考えてごらん☆

「わかった!206円だ!」

だはは。おしい~!!

「6+6は12」というところに目を付けたんだね。答えは260円。


でも そんな感じで おおよその数から、答えを割り出していこうとすることって大事。

大人になったら「おおよその数」で計算することって とても多いのです。

飲み代の割り勘だって たいてい「おおよその数」で計算するものね。


それから、算数は ひとつしかない正確な答えを出すことが 目的だと思われがちです。

それも目的のひとつですが、「計算」ひとつとっても いろいろとあるのです。

・文章問題を数式に変換する力(筋道を立てて考える力)

・答えを予想する力(見通しを立てる力)

・数の性質を知ること(知識)


そしてね、数学的な力は 左脳ではなく右脳。視覚的な要素が強いの。

グラフや時計だけではないのですよん。

頭の中で +・-・×・÷のイメージができたり、数直線を描けたり、図形に補助線を引くことができたり…。

ただ計算が速く正確にできるだけでは、数学的な力は かなり不十分です。

極端な話、計算は計算機でもできますからねん☆


よく数学は、大人になったら役に立たないと言われますが(私もそう思っていましたが)、

今振り返ってみると 数学的な考え方は いろいろなところに応用できます。

こういったことを考えていると、教師に戻りたい~!って 思ってしまいますドキドキ