ただ聞くだけで いいのねん。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

娘のダンスレッスンが終わり、お迎えに行きました。

遠目で見ても、泣きそうな顔をしています。

「何かあったのかな?」と聞くと泣き出しました。


話を聞くと「椅子の上に 荷物を乗せて席を取っておいたのに…」

他の ママさんが自分の子どもを座らせるために、荷物を断りなしに移動したことが イヤだったようです。

「床に座って お水を飲んだんだよ。椅子に座りたかったのに」

床に座って 水を飲んでいる子も多いので、あまり深く考えず 娘の荷物を 移動したのでしょう。

「そっか、それは 悲しかったね。床に座るものだと思っていたのかもね。何か話してみた?」

と聞いてみました。

「うん。荷物をずらしましたか?って聞いてみたの。そしたら、ずらしたって言ってた。でも、それだけだった」

自分の思いを伝えられたことを ほめました。勇気を出したね。

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「次、同じようなことがあったら どうしようか?」と聞いてみました。

「今度は『ここの椅子を取っておいたので、どいてください』って言う」

なるほど、今度は お願いしてみるのね。

「ママに お手伝いできることは ある?」「ない」

娘の顔に 笑顔が戻ってきました。


私は 子どもの言うことは、あまり ジャッジする必要はないと考えています。

ただ 聞いて、どうしたいのかを 問うだけ。


もう、7歳ですしね。だんだんと自分で考えて 行動する力もついてきました。


次回、娘が「どいてください」と言っても「子どもは下に座ってね」と言われるかもしれません。

椅子はたくさんありますが、子どもの力で 持ってくるのはむずかしいので、また くやし涙で帰ってくるかも。

それはそれでいいと思います。

私は、そこで 何を感じたのかを 聞くだけです。

娘も 私に 何かをしてほしいわではありませんし、ましてや そのママさんの味方をしてほしいとは 思っていません。

ただただ 聴く。訊く。それだけでOK。

聴くだけで 子どもは 元気になっていくし、自分の力で物事を解決していく力をつけていきます。



もちろんね、しつけをする上で 親の価値観を話すことは ありますよ。

ただ まずは子どもの言い分を よーく聞いてから。

順序が大事ですねん。