
テレビを見ていたら、精神科医の名越康文さんが、
「自分は 難儀な他人なんです」とおっしゃっていました。
そうなのよねん。
他人との関係より、自分との関係の方が よっぽど むずかしい。
そんなとき、自分を「他人」または「友人」や「子ども」だと思って 接すると、いい感じです。
自分の中のココロの声を聴いても わかります。
友だちにだったら ぜったいに 言わない厳しいことを、自分に対しては 言ってたりします。
自分に厳しくしても 物事は改善せず、自分を責めて ますます 落ち込みスパイラルに…。
自分を甘やかさないことと 自分を痛めつけることは ちがいますデス。
自分を律したいと思うなら、まずは 自分を受け入れること。
自分のすてきなところも がっかりなところも そのまんま受け入れること。
もちろんね、人間なので 完璧に 自分を律することは むずかしいです。
そんな自分も 許していくこと。
完璧に生きることが、幸せだとは 限らないですもん。
美人で お金持ちで 輝かしい経歴をお持ちでも、悩んでいる人 たくさんいます。
完璧じゃない自分を 受け入れたら、とっても ラクになります。
完璧を目指すより 幸せを目指す方が 簡単です

たとえばね。
自分がカラスであって クジャクでないことが 残念な人。
その悲しみの根っこは、クジャクになれないことではありません。
カラスより クジャクの方が すぐれている、と 思い込んでいることです。
努力で クジャクになることはできませんもん。嘆きは止まりません。
ここら辺が 完璧よりも 幸せを目指すカギかな、と思います。