先日、PTAの役員の仕事で 親子の前で 説明をする機会がありました。
担任の先生が「みつきちゃんのお母さん、お話が上手ね」と ほめてくださったそうです。
みつきは「ママは 前 先生をしていたから、上手なんです」と 答えたとのこと。
そうですね~、私 声をほめられることが 多いのですが、原点は 教師時代にあるな~と思います。
私は もともと 赤面症で、人前で 話をするのは とても不得意でした。
あがってしまって、何を言っているのか わからなくなってしまうタイプ

でも、大学時代 ずっと 塾や家庭教師のバイトをしていたので、子どもたちの前で話すのは 慣れていました。
そして、教師時代9年、ず~っと 話し続けたので、いつの間にか 大人に対しても 赤面せずに 話せるようになっていました。

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声の出し方も、教師時代に 培ったものです。
新人の頃、最初は みな のどを枯らします。大声で話し、注意するからです。
でも、逆なのねん。
大きな声で話さなくても 子どもたちが 真剣に聞くクラスを作る方が先。
私は、教室では 努めて 小さい声で 話しました。子どもたちを 集中させるためです。
ザワザワしたら 聞こえなくなりますから、みんな 静かに聞くんですね。
小さくても 響く声なら、後ろの席まで 届くんですヨ☆
ささやき声だって、ちゃんと 聞こえるのねん。
つまりは。
子どもに 話を聞いてもらいたかったら、大声で話すよりも、子どもの耳を開かせることの方が 大事。
「話しますよ~、聞いてね~。聞いてる~?」ということを、空気で確認してから 話さないと、耳に入りません。
(40人近い集団だったら、なおさですよね。)
「うちの子は 話を聞いていない」のではなく、単に「耳が開いていない」だけかも。
耳が開いている、っていうのは、こちらの話を聞く体制ができている、ということ。
どんなふうに 接すれば、子どもの耳は 開くでしょう?
観察していくのも おもしろいですよん。