そうやってみると、いじめっこもかわいく思える | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

だいぶ前の話なんですけどね、下書きにしてあった記事があったので アップします。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

「ママ、みつき、運動神経悪いんだよ」

まあ、ものすごくいいとは言えないけど、運動会のかけっこも2位だったし、リレーもなかなか速かった。

「そうなんだね。ママは、運動神経いいなあって思うけど。なんでそう思ったの?」と答えました。

「○○ちゃんが、悪いって教えてくれたの。」

この○○ちゃんは、いつもいろんなことを「教えて」くれます。

「縄跳び下手だね」「駆け足遅いね。運動神経悪い」などなど。

遊んでいるとき、仲間外れにもします。

娘にとっては 大好きなお友達らしいのですが、正直 また○○ちゃんか~、と思いました。

「それは 悲しかったねえ」といったら、満足した顔をして 遊び始めました。

共感してほしかっただけなんだね(*^_^*) 子どもは あっさりしてていいねえ。


○○ちゃんが 本当に伝えたかったのは、おそらく「私ってすごいんだよ」です。

本当は「縄跳び上手でしょ?」「駆け足速いでしょ?」って 伝えたい。

でも「人と比べて 勝っていると安心する」という心のくせを持っていると、どうしても 人をけなしやすくなります。


そんな○○ちゃんは、たまに私に会うと 娘の悪口を押してくれたりもしました。

「みつきちゃんて マイペースだよね。遅い。」

だよね。確かにね(^_^;)

でも 本当に伝えたいのは、きっと 「私 すばやくできるんだよ!」かな?

本音を伝えられたら 楽なのにねえ(*^_^*) なんてね。

そんなまなざしで見ると、○○ちゃんが かわいらしく感じます。


そして、この出来事は 娘自身の課題でもあります。

ここでは○○ちゃんと表現しましたが、○○ちゃんは 実は1人ではありません。

娘は「優越感を持ちたい」子たちと一緒にいると、なぜか 比較対象として見下されやすい傾向があります。

昔から、人を変え、場を変え、同じようなケースに 何度も出会ってきました。

人間関係は 相互作用が働くので、これは 娘自身が引き寄せていることでしょう。

でもまだ3年生だからね、これから いくらでも 変えていけることだと感じています。

がんばれ娘! ママは、少し遠くから見守ってます。