親心って フクザツね~ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

今日は 娘の話です。

娘は 家に帰ってくると、ずっと 幼稚園であったことを 話し続けます。

その中で ちょっと 気になることがありました。

幼稚園の運動会へ向けて、役割を 決めているそうです。

開会の言葉は「いつもがんばっているA子ちゃん」に 決まったそうです。

(↑ とても適任な子。以前も、舞台に上がっていたなあ。)

娘は、

「みつき、がんばってないから 選ばれなかったのかなあ…」

と 落ち込んでいました。

負けず嫌いで、人前に出て表現するのが 好きな子なので、くやしかったのでしょう。

「選ばれたかったんだね。悲しかったね。」

とだけ 相づちを打って、抱っこしました。

娘は、

「閉会の言葉は もうひとり”がんばった子”が 選ばれるので、月曜日に もっと がんばる!」

と 言って、笑顔で ひざを降りました。

「がんばってね!」

と 言いつつ、私は それを聞いて ちょっと もやっとしました。

多分 もう一人は 男の子が選ばれるだろうから、それは ないだろうなあ…と。


私の感じた もやっは なんだろうと 考えました。

多分、「かけ足 一等賞」と「みんなのためにがんばった人 一等賞」は 全然 ちがうと思ったんだな~。

「がんばった人一番」には、 評価の客観性も 運動会との関連性もないから。

いい子にしてないと サンタさんが来ないよ、みたいに 子ども心を 利用しているような…得意げ

単に、「声が大きい人」「わかりやすく話せる人」では ダメなのかしら。


でね、ここからが 本題。

教師をしていたときは、こんな 些細なことで 親がモヤモヤするとは 知らなかったデス。

私は、こういう場では 普段 選ばれないタイプの子を 選ぶ教師だったから、やけに 親に感謝されることが 多かったのねん。

(だって、どんな子だって やれば できるんだもの)

当時は、その親心が いまいちわからなかったけど、今は 痛いほどわかるわ。

でも、これは 娘の問題!

明日 もし 落ち込んで帰ってきたとしたら、私が できることは 娘の話を 聞くこと。

悲しい気持ちを 受け止めること。

今回は、それだけで 十分かな。

気持ちは、娘自身が 自分で 折り合いを付けることだから。

それに 今回のことは、娘の人生のおいては 針の先ぐらいに ささいなことだから。

がっかりしたり、認めてもらえなかったりする 経験も 大事だよね。

がんばれ、娘。

ママは 応援してますよ~ドキドキ