つづきです。
今 私が 後悔していることが 一つあります。
仙台で 家内から誘われて 結局 行かなかった、
母親を 中心にした 親の会に 参加しなかったことです。
あの時 傷付くことを 恐れ逃げなければ、
今 息子と もっと わだかまりなく 接することができたのではないか、そう思っています。
18歳の時、私の 高校時代の恩師が 問題を抱えた子どもばかりを集めた
高校の理事に なっていることを 知り、縁あって その学校へ 通うようになりました。
その1年ぐらい前から、ひげ面の176センチ 体重100キロの息子が
「おとうちゃまぁ」とすりついてくるようになりました。
(もうすぐ23歳になる 今でも ふざけてやってきます)
それが うざったくて 仕方がなかったんです。
子ども返りをして、今 愛情を 取り返そうとしている、
そう 頭では 理解しても、感情が 受け入れられない。
家内との 大きな違いでした。
一度傷つくことから逃げたツケだと思いました。
今、長男は 地方の大学に通い、一人暮らしを しています。
どんな生活を 送っているのか 心配ですが、何とか やっているようです。
ときどき電話をかけてくるようですが、
「完全自炊をしている」
「友達が、こんなまともな飯 久しぶり と喜んでくれるから、共同自炊もしている」
そんな自慢をしながら、料理の作り方を 聞いてくるそうです。
親のくびきから 離れ、自己判断で 生活し、勉強する。
ようやっと 親離れする準備が できたように思います。
つづきます