〔おすすめの本〕1~6歳 成功する! しつけの技術 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

1~6歳 成功する! しつけの技術/阿部秀雄

¥1,365
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阿部秀雄さんの本は、大好きで たくさん持っています。
今回は、帯のフレーズに 思わず 買ってしまいました。

「しつけ」に 腰が 引けていませんか?

子どもは イヤイヤしながらも、本当は「しっかりしつけてほしい」のです。



そうそう!私も そう思う!!
子どもは、親が 言いなりになってくれることを 望んではいない!

私の ツボに 入りました★


この本の中では、効き目のないしつけとして

・子どもの言いなりになる

・理詰めで 説得しようとする

・感情的に叱る

・子どもを叩く

・おどす、すかす

・力ずくで言うことを聞かせる

・突き放す

を 挙げています。



読んでいて、小さい頃の 記憶が よみがえりました。

思い出したのは、歯医者に通院していた頃のことです。

私は、基本的に 自分の感情を 我慢する子どもでしたが、歯医者さんだけは 別でした。

当時、虫歯だらけだったのです…。


父からは、「早くしろ!病院に行くぞ!」と 怒鳴られます。

母からは、なぜ 治療しなくちゃいけないのか を お説教されます。

挙句の果てに、「もう、放っておけ、歯が 腐ればいいんだ」なんて 言われます。

ますます、悲しくなって ぐずりました。


私の心の中では、葛藤がありました。

「言うことを 聞かなくちゃ」という 気持ち。

「痛いのは いやだ」という 気持ち。

でも、ヤダヤダと ごねながらも、お医者さんに行かなくてはいけないのは、よく わかっていました。


あるときは、私の癇癪のひどさに、結局 歯医者さんへ行くのが 中止になりました。

そのときの 後味の悪かったこと。

「本当は、行こうと 思ってたのに…。」

と 心の中で 不満がたまっていました。

心の中の 向上心の芽を つぶされたような 気持ちになったのです。


この本では、表面的な 駄々こねに 振り回されず、
親は 子どもの向上心を信じて 応援すること を 説いています。

葛藤が 納得に変わる、手助けをするのです。

親が応援をしてくれるとわかると、安心して 子どもは 駄々をこねられるようになります。

親に 未練をぶつけながら、葛藤を乗り越えて行くのです。


「子どもが 自分の心の中の 葛藤を乗り越えるのを 応援するためには、

 親が 本気になって、子どもとのあいだの 葛藤を 乗り越えなくてはならないのです。

 親が その葛藤を 避けていたのでは、子どもは 内面の葛藤を 乗り越えて行くことができません。

 そうなってしまうと、親も子も がっかりしてしまいます。」
(一部抜粋)


子どもは、泣いても いいんですね。

いっぱい泣いて、ぐずって、親に ぶつかって、子どもは それで 大きくなります。


親が 子どものためにできることは、コミュニケーションです。

聞くこと、共感すること、スキンシップすること。

でも 言うべきことは きっぱりと 伝えること。

根底にあるのは、子どもを 信じる気持ち。


この本の中では、実例を上げ、対応の仕方が わかりやすく書いてあります。

漫画も あって、読みやすいですよ。

おすすめです★