こんにちは。
こころのとなりです。
 

 

先週末、とても特別な時間を過ごしてきました。

 

 

小学6年生の時の担任の先生が出演されるコンサートへ行ってきました。

先生はギターを弾き歌い、奥様がピアノを奏でる、とてもあたたかな空間でした。

 

 

コンサートの最後に先生が歌ってくださったのは、中島みゆきさんの「時代」


その曲を聴いて、私は涙が止まりませんでした。

 

卒業式のあの日と、先生の想い

前奏が静かに流れ始めたその瞬間、私は一気に小学校の卒業式へと引き戻されました。

 

 

実はこの曲は、私たちが卒業式で歌った思い出の曲です。

 


「卒業式に『時代』?」と思われるかもしれません。

 

でも当時、私が暮らしていた地域は大きな自然災害に見舞われ、多くの人が不安の中で生活していました。

 

そんな子どもたち、保護者へ向けて、先生が選んでくださった曲だったのです。
 

 

当時の私は小学生。

歌詞の意味なんて、正直ほとんど分かっていませんでした。

ただ、先生が選んでくれた大切な歌だから、一生懸命歌っていたことだけは覚えています。

 

 

今だからこそ心に響く、歌詞の意味

そして今。

 

先生のギターと歌声で改めて聴いた「時代」は、あの頃とまた違う曲に聴こえました。


 

大人になり、子どもの不登校を経験した今だからこそ、先生があのとき伝えたかった想いが、ようやく腑に落ちた気がしたのです。


 

冒頭の歌詞。

 

 

今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて

もう二度と笑顔にはなれそうもないけど

 

 

子どもが学校へ行けなくなったあの日。

 

 

「この先どうなるんだろう」

「もう前みたいな毎日は戻ってこないのかな」


 

そんな不安で、未来は真っ暗にしか見えませんでした。


 

きっと、不登校だけではありません。

大切な人との別れ、病気、仕事のこと、人間関係…。

 

 

人生には、「もう笑えない」と思ってしまうほど苦しい出来事があります。


 

そんなとき、先生が歌ってくださったあのフレーズが、静かに心へ染み込みました。

 

 

だから今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう

 

 

不登校の渦中にいると、どうしてもまだ起きていない未来を想像して、不安になってしまいます。

 

 

「このままずっと学校へ行けなかったら…」
「将来はどうなるんだろう…」

 

 

私も、そんな未来ばかり見ていました。

 

 

その歌詞を聴きながら、私は思いました。

 

 

未来は、「今の不安」が決めるものではありません。

 

 

「どんな未来を望むのか」が、今日という一日の過ごし方を変えていきます。

 

 

私は、子どもが笑顔で自分らしく歩いている未来に立っています。

 

 

だから今日できることは、
子どもを責めることではなく、
不安に飲み込まれることでもなく、

今日という一日を大切に過ごすこと。

 

 

先生が歌ってくださった

「今日の風に吹かれましょう」

という言葉は、

 

 

ただ「未来を諦めよう」

ではなく、

 

 

「未来を信じるために、まずは今日を生きよう」

そんなメッセージだったように感じています。

 

 

きっと、未来は今日の積み重ね。

だから焦らなくて大丈夫。

 

 

そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ

あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ

 

 

今日という一日を大切に過ごした先に、

 


「あんなこともあったね」と笑って話せる未来が待っていると、私は信じています。