今年も遠賀川には
鯉のぼりがたなびいて
皐月の風景が愉しまれます
ゴールデンウィークは
外出している家族連れも
多かったと思います
小さなお子様を連れて
外で食事をしている若いご夫婦が
いました
お店の中で赤ちゃんが
ギャンギャン泣いて
どうしようもない状況になり…
そのご夫婦は仕方なく
食べるのをやめて
食べていた物をお店の人に包んでもらい
店を出ることに…
ところが
出る間際に
赤ちゃんのパパが
あーぁ、またかょ
お前がいたらさ、ゆっくり飯も食えんわ
泣くなや〜 ボケがぁ!! と
怖〜い顔をして睨みつけて
言ったのです
赤ちゃんは更にヒートアップして
大泣きしたのでした
赤ちゃんのママは、あやす事もなく
知らん顔で
赤ちゃんを物のように抱いて
店から出て行きました
家に帰ったあと
赤ちゃんはどんな目に遭うのでしょうか?
想像すると 身の毛がよだちます
先日は、ある助産師さんから
相談がありました
赤ちゃんがどんなに泣いても
抱っこはしない
オムツも変えない
そういうママたちが
地域にとても溢れています
この国は虐待ママばかりで
溢れています…
どうしたら良いのでしょうか??
そういうママは 助産師さんに
こう言ったそうです
めんどくさいから 赤ちゃんのベッドには
モニターをつけて
センサー管理をしています
センサーが鳴らなければ
赤ちゃんを見る必要なんてないわ
私は産んだだけ
ミルク飲ませて
あとは 保育園が育てる
私は早く働きたい
子どもはめんどくさい
うるさいし
言う事を聞かないし
ホントにうざい
私は子育てなんて
ウンザリ…
あ、私
子どもは飼育してるんで!
実際に私も同じような経験があります
新生児訪問や産後ケアで
出会うママたちが
ネグレクトに近い状況の方が
増えてきたなと
心配でなりません
皆さん、ご存知でしたか?
今の紙オムツには、文字が浮かんでくる
商品があるんです
濡れたら ありがとうの文字が
浮き上がるんです
じゃあ、オムツを変えてもらうのに
赤ちゃんは、ちゃんとお礼を言わなければ
変えてもらえないの?
いゃ〜ん、可愛い
ありがとう って 文字が 癒されるぅ
とか言いながら
オムツを変えているママも見かけますが
そんな文字なんか出なくても
母親なら
赤ちゃんが気持ち悪そうだから
オムツは早く変えてあげなきゃ
って、自然に思うはずです
それが 愛情ってもんです
母性愛です
本能です
時代が違うとか
紙オムツに文字でお礼が出るのは
当たり前だとか
赤ちゃんは保育園任せで良いとか
色々、意見はあるのでしょうが
赤ちゃんは
愛されて
赤ちゃんは
大切に育てられるべきです
この事は
どんなに時代が変わっても
戦争が起こっている国でも
平和な国でも
共通な概念だと
私は思います
子どもたちが愛される国の
未来は明るい
そうなるために
私たち助産師は
頑張っているのです
赤ちゃんに愛を
赤ちゃんに愛を注ぐことが
できないパパやママたちにも
愛を注ぐ…
それが助産師なんですから