【連載1】

子連れでも海外ボルダリングツアーに行きたい!
 
そして、3歳児、5歳児を連れて2週間のツアーに行けることに!
 
子連れ海外ボルダリングツアーについて、
ネットで情報もないので、ブログに書き留めておこうと思います!
 
 
◎我が子の紹介◎
 
ちとちゃん‥
 
9月からプレ幼稚園の3歳児。
トイレトレーニング中で、最近ようやく成功率99%!環境が変わるとどうなるか‥??
皮膚が敏感で、かぶれ、湿疹のトラブル多し。
かなりわがままで、いったんコレ!と決めたら泣き疲れても譲らない頑固。
昼寝はほぼ卒業。たまに疲れると夕方少し寝ることもある。 
ここ3ヶ月、幼稚園までの1.5キロを毎日一緒に歩いてアプローチを歩けるだけの体力をつけさせる。
恵那の里エリアなら片道のみ上まで歩けるように!
 
 
チク坊‥
 
年長児の暴れん坊。とにかくじっとしてない。うんちが2日に1回なので、環境が変わって便秘が心配。
また鼻血をよく出したり、目の痒みを訴え、少しアレルギー体質。ボルダリングも7級くらいなら登れるように。
山道も恵那の里エリアなら上まで往復で余裕で歩ける。
 
 
今回の内容
●子連れでも海外ボルダリングツアーに行けるのか?
●情報源がない!
●子連れで行ける海外のボルダリングエリア候補
 
 
 
ー経緯ー
サラリーマンの旦那さんがなんと、信じられない2週間の休みをゲット!
これは、チャンス!と
思いきって子連れで海外ボルダリングツアーを計画することに。
 
 
 
 
 
 
●子連れでも海外ボルダリングツアーに行けるのか?
 
もちろん答えは、はい。です。
 
 
私もチク坊が8ヶ月の時に、日本から母子2人で
韓国のインスボンに登山&ボルダリングに行きました。
 
 
まだ授乳中で、つかまり立ちをしていた時期。
母乳だったので、チク坊をリュック型のベビーキャリーで運びながら、登山の途中、途中で授乳ケープで授乳しながらでした。
 
離乳食も韓国産と日本産のレトルトを交えながら2回食をしてました。
 
 
チク坊が昼寝している間に登ったり、
韓国のクライマー仲間がいたので、見ててもらいながら登りました。
 
韓国だと、時差もなく2時間ほどのフライトですし、
大会で10回ほど韓国に行ったこともあり、行き慣れていていし、学生のとき韓国語も勉強していたので、母子2人だけでもまだ楽ちんでした。
 
 
また、ヨーロッパ、アメリカとなると、時差もあるし、フライトも長いし、
ハードルはグンと上がります。
 
私の友達、諸先輩方も何度か子連れでヨーロッパやアメリカの海外ツアーに出かけています。
 
1歳頃からベビーカーで子連れ、2人子連れ、様々です。
 
 
今回、うちは3歳のちとちゃんと、5歳のチク坊をスペインに連れて行きます。
 
 
●情報源がない!
 
子連れの海外ボルダリングツアーについて、ネットに記して事細かに記録している方はなかなかおらず、
今後行きたい方の情報源がネットには残念ながら今のところありません💦
 
また、男性クライマーで子連れで海外ボルダリングに行きました〜!という記事はたまにあっても、
ママさんクライマー目線の情報はありません。
 
(なんだかんだで、子供の準備、機内の暇つぶし、ぐずり対策、トイレトレーニング関係、パスポート申請、事前の病院通いや体調管理、薬の管理など、すべてママがする羽目になるし、旦那さん側はただ行くだけだから楽ちんだよな〜と感じたり😅)
 
また、その友達、諸先輩方はクライミング関係の自営やフリーランス、ジムの経営やスタッフの方々で
サラリーマン家庭で休みが取れる時期が
 
お正月か、お盆か、ゴールデンウィーク
 
に限られていて、なかなか海外のベストシーズン&子供にとっても居心地のいい春秋の気候にツアー時期を自由に設定できない‥
(雨季でない、極寒でない、暑くないなど)
 
となると、さらに情報源は皆無と言っても過言ではありません。
 
 
 
●子連れで行ける海外のボルダリングエリア候補
 
海外でルートクライミングは、やはり、子連れとなるとかなり厳しいと思います。
乳児を背負いながらのビレーもなかなか危険ですが、
抱っこを卒業したちょろちょろする4.5歳児を見ながらのビレーは、はっきり言って無理です。
 
小学校高学年で、ある程度登れる子連れなら、
ビックウォールに行っているご家族もおります。
リードは大きくなってからですね。
 
やはり初めて幼子連れでいくならボルダリングのツアーになるでしょう。
 
そうするとボルダリングエリアの選定条件は、
 
 
*なるべく平坦でアプローチが近い。子供も歩きやすいところ。
*キッズがのぼれる低グレードの岩もある。
*子供が何時間も外で、大人のボルダリングに付き合える環境。(雪降る中の極寒はきつい&下地が凸凹だと転がり落ちそう)
*空港から違く、移動が楽。
*時差がない。
 
こんなところでしょう。
 
まず、年末年始の時期に暑くないとなると北半球。時差のないオーストラリアやニュージーランド、時差が大きい南アフリカも夏なのでNG。
 
オーストラリア、ニュージーランドは、フライト時間も比較的少ないのが魅力です。
オーストラリアのグランピアンズはアプローチが山ですが、
ニュージーランドはアプローチもベビーカーで行けるので時期が時期ならベストでしょう。
 
南アフリカのロックランズは、大人だけならまた行きたいですが、
最低でも24時間以上のフライトになり、
また、都市部は治安もあまりよくなかったし、
アプローチも平坦なところも多いですが、遠かったり、岩道を歩くところもあります。
子連れ初心者には不向きです。
 
 
 
そこでまず候補に上がったのは
 
◎アメリカ・ビショップ
アプローチも近いし、下地もいい。
しかし空港からが遠くて、子供を車に缶詰にしておくのがどれくらい耐えられるか?
私の自信がありませんでした。
 
なぜなら、子供が生まれる前に3年連続で年末年始にビショップに行きましたが、
この時期大雪で😵⛄️
空港から5時間で行けるところが何と10時間かかったことがあったからです‥。
大人でも死にそうな運転でした。しかもノーマルタイヤだったし‥。
 
それに、
ハッピーはまだしも、バターミルクやサッドはあまりの寒さと雪で、
凍えそうで、子供は絶対30分もいられないだろうと‥。
 
ただ、気候の良い時期であれば、幼子連れでも行っておられるご家族がおります。
 
ベビーカーは、バターミルクのエリアだけ可能ですが、
ハッピーとサッドエリアは厳しいです。
 
 
冬のバターミルクの課題狙いの私たちは、
 
除外。
 
◎アメリカ・フエコ
ベストシーズンということもあり、第一候補でした。
アプローチも岩道ですが、子供も歩けそうな距離だし、下地も岩盤が多いですが、そこまで悪くない。
ベビーカーは場所によっては行けるところもありますが、子供が歩ける必要があります。
アメリカのファミリークライマーもよく見かけました。
 
しかし、難点は、人数制限です!
フエコは古代壁画があるナショナルパークなので、
登れる人数が制限され、事前に登る日を予約しなければなりません。
しかも、日本からだと国際電話で予約するのです。webでは2019年現時点でできません。
 
また3日連続で予約を入れられないなど、かなり制限があります。
 
また、エリアによってはガイドを予約しなければならず、
ガイドと他のクライマーとともにエリアを回って登らなければならない。自分の自由には岩を回れません。
入り時間、退出時間も決まってるので登る時間も制限されます。
 
私は3回ほどフエコに行きましたが、5月だったのでシーズン外れだったし、
1ヶ月も行ってたので、現地のオフィスで予約し、また、ガイドも友達だったので融通がきいたし、ややこしいことは一切ありませんでした。
 
冬のシーズンはキャンセル待ちなどで
朝も4時から長蛇の列でクライマーが待ち並び、
フエコに住んでいるアメリカの友達クライマーに聞いたら、
 
「この時期、特に11月の感謝祭の連休は、何ヶ月も前からすでに予約がいっぱいで、待っても登れないかもね〜。クリスマスもすごいわ〜。
でも、私の友人は子連れで3時間並んで待って登れたみたいだけどね〜」
 
なんて、答えてくれましたが、
 
うちは無理だ〜😭&めんどくさい&ややこしい&時間もったいない
 
 
却下。
 
 
 
◎フランス・フォンテンヌブロー
 
下地もいいし、アプローチも近い!
また、季節も寒いですが、コンディションはいいでしょう。
また、エレファントというエリアはキッズのチク坊でも登れそうな低い岩、低グレードがたくさんあります。
ベビーカーでも行けるところがほとんど!
 
しかし‼️
 
私がフォンテンヌブローに飽きました😭
 
 
何度かフォンテンヌブローには行きましたが、
出来そうな高課題はことごとく登り、
あとは、自分には不可能な課題かエンクラになりそう‥と。
(エンクラでもいいのだが、行くからには高グレードをやはり落としたい💦)
嫌いなマントル‥。つるつる。すべすべ。フェースで辛いクラシック課題。
 
 
う〜ん😭
 
どうも、私のモチが上がらない😭
 
 
除外。
 
でも、
空港からも1時間ほどだし、観光地だし、アパートやホテルもたくさんあるし、クロワッサンも、美味しいし、子連れボルダリングツアーには、一番環境が整ってる気がします!
ただ、この地域は天気が安定せず、雨など登れない日が多くなるのも覚悟しておきましょう。
 
 
◎スイス・クレッシャーノ 
チク坊が生まれる前に最後に行ったのが、スイスでした。
 
年末年始はそこそこ寒いものの、ビショップほどではなかったです。
 
空港はイタリアからの国境越えですが、近いのはいい!
 
アプローチも近いですが、山道が多い。
日本の岩場に似ていて、細く凸凹でベビーカーは無理です。
子供が山を歩き慣れている子でないと
大人が運ぶことになるのできついです。
 
課題は日本的な登りのものが多いです。
 
 
拠点の村も世界遺産だったか?歴史的建造があったりして
宿やレストランもたくさんあります。
 
 
チク坊は歩くと思うが、ちとちゃんの山道歩きがやばいと思ったのと
前回行ったこともあるので、
 
とりあえず
 
除外。
 
また、クレッシャーノは登れたとしても、キロニコは場合によっては雪で閉ざされて登らない可能性もありますので、ご注意。
 
ツアー日記、情報など詳しくは、私の過去のブログに事細かに書いてあります。
 
 
 
 
 
 
 
◎スペイン・アルバラシン
 
私は思いつきもしませんでしたが、何かのきっかけで、
旦那さんが
 
スペインのアルバラシンに
誰か年末年始に行ってたなぁ
 
と言い出し、
 
*初めての岩場のワクワク。なにより大好きな砂岩でマントルが優しく、ルーフが多い!
 
*アプローチは平坦で5ー10分。ベビーカーOK。(トポにベビーカーマークまで付いている)
 
*キッズが登れる低い岩、低グレードがある。(フレンチグレード(7aとか)で3という低グレードがたくさんあり、トポには4.5歳児くらいの子供がトライしている写真も出ている。)
 
*アルバラシンが世界遺産の街で観光地でレスト日も子供が飽きない。ホテルやアパートも多い。
 
*マドリード空港から3時間、バレンシアなら2時間ほどで比較的近い。
 
 
 
 
そんなこんなで、決定に至りました!
 
 
さて、次回は、決定した後の
いよいよ始まる2人子連れツアーの準備を書き留めようと思います!
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
☀️尾川とも子のHP