前回のクイズの答えです。

下のホールド。
黄色のハリボテとその左についてる黄色のホールドをどう持つか?





答えは、🅱️↓の持ち方でした!




実は、以前の私は🅰️の持ち方をしておりました。
つまり、「指先だけ持ち」




そして、この持ち方は、意外と多くのクライマーがやってます。

しかし、🅱️の持ち方を、ガバホールドから練習し始めたら、
断然安定して、次のムーブの起こしやすいんです。

つまり、手のひらをかなり密着させてピンチ持ちします。「水かき持ち」としましょう!

このトレーニングは、日常から、車のハンドルや歯ブラシなどを手のひらの圧で水かきまで使って持つなど、
そう言ったことでパワーアップしていきます。

もちろん、ホールドを使うなら、簡単なガバからトレーニングしてみる。


たとえばこの黒のピンチはどうでしょう。





「指先だけ持ち」だとこのように水かきが浮いてしまいます。



誰かに手を引っ張ってもらうとすぐ外れてしまいます。それだけ強度がないんですね。
1️⃣




手のひらまで密着して使って、水かきもホールドに当てがるように持つと、かなりの強度で持てるので、誰かに腕を引っ張られても上の持ち方より外れにくいのがわかります。
2️⃣


しかし、この持ち方をすると、ホールドの幅により、指先が壁について、水かきを当てがるように持てない!
という場合があります。そういう時は、この写真↑でもわかるように、少し親指の位置を斜めにずらして、4本指も少しひねりを入れて斜めに持ちます。



この持ち方、本当にいいの〜!?と言われそうですが、

昨年本の出版で、保持力のこと解明してきたけど誰も信じないかも〜💦
みたいなこと言ってたのですが、
こういうことが解明してきてるのです。


どうでしょう、多分ほとんどの方が🅰️で持っていること多いので、この持ち方を練習をしてくれる方いらっしゃるでしょうかね😅

私も始め、半信半疑でしたが、トレーナーの山下あかざ先生に教えてもらって、保持のした方の常識が覆った感じでした。
もちろん、1️⃣の持ち方でないと無理!とか、ここぞ!という時には、1️⃣で持ちます。

しかし、保持の仕方の武器は増えます‼️


例えば、ジャミングなどもそうですよね。

ジャミングとは、こんな、隙間に入れる持ち方です。ビックウォールを始めクラシックをやるクライマーならできます。私も多少できます😅

ジムで写真撮れなくて、うちの棚の隙間ですみません😅


ジャミングなんて、できなくてもはっきり言ってワールドカップチャンピオンになれます。

だって、このように↓観音開きで持てばいいから😅



ただ、めちゃくちゃ疲れますけどね😅
断然にジャミングを知ってた方が省エネ!


水かき持ちと同様、
とくに、指のヨレがかなり少ない!

しかも、少なくとも、私は水かき持ちでかなりのピンチが持てるようになってます!

しかし、ジャミングしかり、やはり、どんなに効く持ち方でも、練習しないと、全くこの持ち方で保持できないんですよね。


つまり、水かき持ちも練習あるのみ。上に書いたガバトレ、ハンドルトレやってみてください。



ジャミングなんてできなくても、ワールドカップチャンピオンになれると申しましたが、

私がバリバリ出ていた頃、決勝でジャミングの課題が出ていて、みーんな選手観音開きで登るもゴールまでたどり着けず、
いつも名前がそんなに上がらなかったクラシックが得意な選手が、ジャミングを使って一撃完登し、優勝したことがあります。

そう、

持ち方の武器は大いに越したことはないんです!

さあ、水かき持ち、練習してみましょう!
あ、ジャミングもかな😅




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