第一子のときのマタニティクライミングのトレーニング記事を読んでくださる方もいて
参考にしてくださったようで、とてもありがたいです!

さて、今回からは、マタニティクライミング2になります。

ただ、私が気を付けていた
安全の注意事項を前回書き忘れてしまいました。

まずは、安全に配慮してマタニティクライミングを楽しんでもらえたらな、
と思ってここに書き留めておきます。


1.安定期に入っていて、妊娠経過が順調で、医師から運動許可を得られていること。

さすがに妊娠が判明したら、わかった時点でクライミングは中止しました。
どちらにせよ、私の場合は、つわりが結構あったので安定期に入るまで気持ち悪くて運動するどころでもなくなりましたが・・・。

ただ、第一子の時6週に入る時に講習の仕事がはいいていましたが、代講も見つかったので、キャンセルできましたが、
第二子の時に、6週の時妊娠以前から入っていたセットの仕事の代理が見つからず、とりあえずこなすことになりました。
その日、なんと、雪!
2日間のセットという脚立を登ったり下りたり、課題を試登したりという力仕事。
オーナーさんや仲間からいろいろお気遣いもいただきましたが、
やはり、寒さの中、力仕事を無理してしまったせいか、翌週出血してしまい、流産もよぎりました。
正直、上の子の時に大丈夫だったから多少は大丈夫だろう、という考えもなきにしもあらず・・・。
初期はどんなにやりたくても、我慢するのがベストかな?と思いました。


2.ジムのオーナーさんに報告し許可を得る。行ったことのないジムに一人でいかない。

妊娠中は何があるか、本当にわかりません。綾野剛さんのドラマにもなった「コウノドリ」の漫画を読んで、
つくづく思いました。
万が一、早産、陣痛、出血、破水など起こった時や救急車で運ばれるて迷惑をかけることもありうるので
必ず、ジムのオーナーさんに登らせてもらえるか許可をまず得ることが大切だと思いました。
私は、気心の知れたオーナーさんやスタッフさんがいるジムで必ず登りました。
ですので、妊娠中は、今まで行ったことのないジム、行ったことはあるがスタッフさんとそんなになじみがないジムには行きませんでした。
旦那さんや誰か付き添いがあればいいのかもしれません。


3.必ず、足の着く高さで登ったり、トラバースしたりする。登る時間も少なめに。疲れる前にやめる。



やはり、落下するのは負担がかかってよくないと思います。距離を登りたいならトラバース。どうしても上に登りたいなら、
傾斜のきつい壁があれば、足の着く距離も稼げるので、160度~180度の壁でトライしてみるなど。
腰から落下しないようにスポッターを付けてもらったり注意して。というのを気を付けました。
ただし、傾斜をやるにあたっては、産院で開かれていたマタニティビクスやヨガなどいって、腹筋の入れ具合がどの程度いいのか?など見極めたり、
初期の数か月はクライミングご無沙汰だったので、ある程度体力をつけてからトライしました。いきなりはやりませんでした。
腹筋は上の子の分娩の時にやっておいてよかったなぁと思ったので、クライミングで腹筋を使うのはいいことだと思います。
ただ、下腹部には力を入れないように。そもそもお腹が大きくなるとなかなか力を入れるのも厳しいですが。

また、カチやスローパーも持ちたいけれど、すっぽ抜けると腰から落ちるので、ほどほどのガバカチ、ガバスローパーなどにする。
まず、体重が増えるので、いつものように登ると、意外とすぐ落ちるので無理しないように気を付けなければいけません。
ハンディがあればあるほど燃えてしまったりするので(怪我したときほど登りたくなるなって、無理してまた怪我する・・・とかと同じく)
とにかく、登りたいのはやまやまだけど、我慢する、という精神力が必要だと思いました。
もちろん登る時間もトータルしたらホント30分とか多くて1時間。少ない時は15分。休み休みで。
妊婦は疲れやすいですし、お腹が張りだしそうになったらすぐやめるなど、きちんと体の声を聴くのが大切かな?と思いました。

4.岩場は絶対に登らない。

岩場は落石もあります。それがお腹の上に落ちることもあります。
また、マットもクラッシュパッドです。私は、岩場に行っても見学してハイキングのみにしました。
お腹が大きいく、山は足もとも悪いので、山用のストックを買ってのんびりハイキング。
旦那さんの岩場の記録のカメラマンも案外楽しいもんですよ。


5.お腹の赤ちゃんに呼びかけ。

お腹の赤ちゃんも一緒に登っているということを自覚するため、
必ず登る前は、「登よ~。ついてきてね。しんどかったらお腹張らせるなり、サインだしてね。」
終わったら、「頑張ったね~。ありがとう~。」
と、呼びかけていました。
初めは聞いてるか?聞こえてるか?わからないのに話しかけるのは恥ずかしかったですが、
上の子の時に途中逆子になって、助産師さんやいろんな情報で、呼びかけが一番治ると言われ
「頭が逆だよー、出ないと出てこれないよー。」とか必死になって呼びかけていたら、なんか、慣れてきました。
二人目の今は、上の子と同じように子供言葉で話しているので、お腹の赤ちゃんに話しかけるのも何の抵抗もなくなりましたが。


6.アフターケアをする。

マタニティー整体など、自分の信頼できる先生にきちんとトレーニング後は見てもらうのが大切かな。と思います。
どんなスポーツも、体を使ったり、筋肉を縮めて固まった後は、きちんと緩めることが怪我の防止になります。
妊婦なのにぎっくり腰になったらそれこそ大変です。
また、出産のときも、すぐ力を入れてしまう私は、助産師さんに、もっと緩めて、緩めて、リラックスして~!と注意されることもありました。
力を入れるんじゃなくて抜かないとダメなんだ~と勉強になりました。
ここぞ(出産で言うと分娩、クライミングだと核心)というときに力を発揮させるためには、縮こまったままの筋肉ではバネがありません。
一旦緩めておいて、バーン!!と力を入れて筋肉を縮める。これが最大のパワーになると思うのです。
安産のためにも、産後の回復のためにもきちんとアフターケアはした方がよいと思います。


安全に、楽しんで、クライミングしてくださいね!