初日、結局何も登れず、
2日目。

やばい!激しいトウフックのせいで、下腹がかなり筋肉痛!!

でも、この日もいい天気♪

この日はキロニコに。

キロニコには、27ものエリアがあります。

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キロニコは、ベリンツォーナの北の高速2号線インター
Gottardo方面に乗って30分ほど。

Faidoという出口で下ります。

とりあえず、メインエリアっぽい、大きい駐車場のあるところまで登っていく。

標高が高いせいか、クレシアーノよりも涼しい。
ただ、雪もなく快適。


大きい駐車場から、トポと見比べても、どっちに行けばいいかよくわからない。

キロニコのトポにはGPS番号が書いてあるので、
GPSの出番だ!


私たちが買ったのは、これ。

GPS.png


GPS Director GD-101

5000円ほどで買えるお手頃GPSです。
今は生産終了して、102の上位モデルになっているようですが・・・。


GPSもキロニコではちゃんと受信できました。
ただ、トポに書いてあるのは
こんな数字。

GPS%20NO%20%281%29.JPG

経度緯度でもない。

結局わけがわからず、GPSを使えずじまいでしたが、

後程調べると、これは、スイス独自のCH1903系という測定系みたいです。
普通の経度緯度はWGS84系。

というわけで、iphoneにも無料のアプリで変換アプリがあるので、
これをインストールしておいて換算しておくと便利。


GPS%20NO%20%282%29.PNG


これに、トポの数値を入れると、
Eの経度 、Nの北緯が出てきます。

GPS%20NO%20%281%29.PNG


これを初めにメモっておけば、時間が有効に使えたかもしれません。
特に、Boogalagga 8bは探すのに、結構手間取りました。
E1%20%283%29.jpg
(Boogalagga 8b+)


さて、まず、No mistery 8a+を触ってみようかと
見に行ったのですが、
なんと、核心手前のホールドが欠けてしまっていました!

IMG_0983.jpg

IMG_0985.jpg

あらら~・・・・。

どうやら、2012年4月に欠けたようです。
再登者はいて、8bとか、8b+とかつけています。

というわけで、拝んだだけで帰りました・・・。

通り過ぎてそのまま
旦那さまが、
Freak brothers 8a+をやりに行く。
DSC03639.jpg

これは、かなりの好課題。
キロニコの8a+では、一番と言っていい課題。

ここも、探すのが結構大変でした。

GPSの測定系の違いがわかっていたら
ささっと探し当てられたかも。

私は裏にある

Die Roboter 6a(5級くらい) 
をやる。

なかなか、かっこいいアップです。

Die%20Roboter%206a.png


私は、その後、9番エリアにある、
Souvenir 8a/8a+をチェックしに探しに行きました。

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実は、こんな感じで、8a.nuでみんなが登っている課題をピックアップして
とりあえず、女子が登っている高難度課題を先にチェックだけしておいて
その課題を探しに。

Cresciano%2011%20%283%29.JPG



どうしても、海外だとリーチ課題にあたってしまうと、
にっちもさっちもいかなくなる時間が
もったいない。



ようやくさがしあてて、
Freak brothersに戻ってくると、

「もう、すぐ登っちゃってまってたよ~・・」

あらら、ビデオ撮り損ねてしまったね・・・。


その後、場所を移動しようとして

Doctor pinch 8a+

という課題を見つけて、
んん?
なんだか、8a+にしては、登りやすそうだぞ。
私の8a.nuリストみてみても、7C+の評価に・・・。
まあ、お買い得なのかもと思って
取りついてる。

DSC03645.jpg

旦那さまはささっと登って
Boogalagga 8bをやりに。


ピンチとは名ばかり?で初登はピンチが核心だったんだろうけど、
カチを使っても登れる。

下のムーブはすぐできたのだけど、
最後のリップ取りがなかなか私には遠い!!

4,5人の男性クライマーと一緒の登っていたのだけど、
みんな、後半のリップ取りはグーと引きつけて手を伸ばせば、余裕で届いてる!!

1時間たって、2時間たって・・・。

どんどん、みんなが登っていき、
違うクライマーのグループとセッションになっても、
みんな、上部は余裕で登ってかえって行く・・・。


とうとう、ひとりぼっちに・・・。


「できた~?」
と旦那さまがやってきた。


「上部のムーブができないよ・・・・。何だか、豊田のマットドック(二段)のミニ版みたいな課題。」


結局、最後に下部で苦労していた男性クライマーが
下部が攻略できて、にょ~んと手を伸ばしてリップを取って
登ったところをみて、

少し悲しくなって、この日は終了・・・

2013年01月18日

スイスボルダリング〜3日目 レスト

私たち、二人のツアーで
初めてのレスト日!

いままで、レスト日なんてなかった。

南アフリカ行ったときも、
朝日が登る前から日が沈むまで登ってノーレスト。
まるで、高校の部活の合宿のようなクライミングだった。

もう、年なのか、体が、しんどかったし、指皮がもう減っていた。

IMG_1018.jpg

結構痛い・・・・。


と言うわけで、この日は、
レストにして、いろんなエリアに行って、
いろんな課題を物色して、
登りたい課題の的を絞ることに。

まず、キロニコの12番のエリアへ。

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ここに、アレックスプッチオが登った、Roswelという、8a+という課題があるので、
とりあえず探してみる。
その岩には、Shadowfax 8bがあって、こっちは有名課題。

ここも、少しわかりづらいのだが、
牧場の端にある。
というか、牛のうんちもあったりして、人の牧場エリアじゃないのかなあ?なんて思う。

IMG_0961.jpg
(岩は写真の右端真ん中の木に隠れているところにある)

岩を見つけるけれど、
トポを見ると、ルートが入り組んでいて、
いったい、どれがRoswelのラインなのか、全くこのトポだと理解できない!

shadowfax.JPG

3番からスタートしてリップに行くと書いてあるが、
3からの左のリップに行くには、8a+にしては異常に簡単・・・。
Shadowfaxが、2番スタートで右のリップまで、トラバース、
Vitruvian man が、2番から左のリップ。
この二つは確実。

ということは、
La soucoupe8a+/8bもしくは、Roswel 8a+のどちらかが、
3番スタートから、左のリップがゴールなのだろうが
どちらにせよ。

8a+以上はない感じ‥。


翌日ネットである人の記事を発見して・・・
IMG_0979.png

この写真と記事を見る限り、
Roswelを登った彼は、3番から右のリップにいく写真なのだが、
彼もリップ取りが難しいとあるのが、確かに右のリップ取りは、難しい。
そうすると、La soucoupeが、左のリップになって、異常に簡単になる。

んーー‼‼

よくわからん。
結局、これだけ煩雑ってことは・・・
面白そうだけと、かっこいいか?って言われたら、微妙なので、
わざわざいいか‥。と思ってしまった。

それから、旦那さまリクエストで
27番エリアにある、
先日大ちゃんが登った8c From dirt grows flowesを見学に。

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ブレブレですが・・・(^_^;)

140度から150度くらいの、ありえない薄いカチが続く。
というわけで、私にはご縁のないレベルなので・・・。

このエリアは谷あいにあって、一日太陽も当らないんじゃないかってくらい
少し陰っていてすごく寒い・・・。

他の課題もあったが、雰囲気が薄暗くて寒かったので、
 From dirt grows flowesだけ見て、すぐ車に戻った。


そのあと、今度は、私のリクエストで登れそうな8aぐらいもレベルはない物かと
課題を探しに、
1番、2番エリアへ。


1番のThe scent of snow 8a
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(写真を撮り忘れてしまったけれど、赤い矢印のライン 、右の点線はプロジェクト)


結構大きい岩で迫力もあったけれど、
リップがびしょ濡れだったのと、
岩がきのこ状になっていて、
きのこの軸から傘に行く部分でアンダーからリップに向かうのだけれど、
手をピンピンに伸ばしてもどうにもこうにも届かなくて、
ボツ・・・。と判断。


2番のThe alphane monn 8a+
アプローチが結構きつい。
エリアの一番奥、ひと山上に上がったところにある。

これは、アレックスプッチオも登っているということで、
期待大!

と思ったけれど・・・。

IMG_0962.jpg

びしょ濡れ~(T_T)/~~~

しかも、シカホールドだらけでした。(グルーで人為的に岩、ホールドをくっつけてあること)

スイスまで来て、シカはいいやぁ・・・。


しかも、結構なハイボール10m弱くらい?で下地も悪かったです。


今度は、クレシア―ノへ戻って、
今度は、旦那さまリクエストでLa prue 8b ,Confession 8b+を見に。


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2つの課題はクレシア―ノの一番奥12番のエリアにある。
私も、La prue 8b の岩にある、Mithril 8bがチマチマ系だと聞いて
見に行く。

IMG_0963.jpg

コケの生えてる岩の真ん中がMithril 8b
右側の面が、La prue 8b

左にある、小さいスパッと切れたカンテの岩がConfession 8b+

二人で、顔を見合わせて、

「うう~ん、やばいね。。。」

こりゃ、私たちにとって、このツアーの日数だけで登れるしろ物ではないのは、
一目瞭然だった。


Mithrilもぜんぜん、チマチマ系でなく、ホールドの距離はチマチマしてましたが
むしろ、両手広げてバンバン耐える系でした。

というわけで、この日は、あんまりいい収穫もなく終わり、
せっかくのレスト日なので、
ベリンツォーナの世界遺産のお城を見にいくことに。


IMG_0966.jpg

お城の中は石だらけ。

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なにかを覗き込む私。
それは・・・
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十字架の窓から街。


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買ったばかりのiphone5でパノラマを撮ってみた!
しかし、右上が黒くなっちゃった(^_^;)
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遅くまでいつもライトアップしてます。


なかなか居心地のいい場所でした。

つづく・・・