さて、前回の続き、
やっぱり、屋久島といえば縄文杉。
というわけで縄文杉に4人で行きました。

実は、前回私は一人で縄文杉まで

走っていきました。

飛行機の時間が迫っていたので・・・。

そのときは行き2時間半、帰り2時間。


しかし、今回は、
60の友人お母さんと、自称かなり運動不足という友人お姉さん

救命士クライマーの友達と私で前後ではさんで、とにかくチャレンジ!

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通常アプローチのトロッコ道の崩壊で
よりきつい白谷雲水峡から行くことになりました。

朝、6時に出発。
まだまだ、真っ暗です。


歩き始めて30分。

お姉さんの「もう気持ち悪い・・・」
という叫びにも、

60のお母さんが
「がんばれー、がんばれー」
といって、なんとか、がんばる。

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7時過ぎ、太鼓岩に到着。
でも、天気が悪くて、何も見えない・・・・。


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白谷水雲峡はもののけ姫の森として有名です。

こんな、コケコケした雰囲気のあるアプローチを
峠超えしながら
ずーっと歩いていきます。

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吸い込まれそうなくらい、深い深い緑。

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岩を登っていると、初めて登るときは掃除をするのに
コケを落とします。
クライミングするのにコケは邪魔者なイメージなんですが、

これを見てしまうと、なんだか、
大切にしてしなくてはいけないと
思わされます。


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この、張り巡らされた木の根っこ。
生命力を感じてしまいます。


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白谷水雲峡の峠を越えると、トロッコ道にぶつかります。

このとき、8時半。
ぎりぎり順調。


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そして、それから2時間ほど行って、
よくやくウイルソン株に到着!

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株の中は空洞になっていて、
ハート型に見えます!
とっても、素敵!

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さて、ここからは、雪が積もってかなりすべります。
足元に気も張っているので、普通に歩く以上に疲れます。


ここで、お姉さんがとうとうダウン・・・。

60のお母さんと、友達、私の3人で縄文杉に向かう。

そして、雪の中、

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12時ちょっと前、縄文杉に到着しました!
寒い!寒い!


とにかく寒くて、写真を撮ってすぐに下山。


そして、帰りがまたなんとも、だるいのですが。

お母さん、お姉さんとも、痛い足を引きずりながら
夜7時に駐車場到着!

びっくりのなんと13時間のトレイルでした。


いやー、よくがんばりましたよ。
しかも、お母さん、お姉さん2人とも登山未経験。
頼りになるのは、
山岳経験のある私と、
救命士の友人。

自分も疲れてしまっっていたので、
どれだけ2人に気遣いができたか不明ですが、

そう思うと、どんな分野においても、
リーダーとなる人は大変だな言うことを経験しました。

お金持ちはいいなーといいますが、
お金持ちの人はその人で、
それなりの責任のある仕事をしているんですもんね。

というような話をお母さんとしながら、歩いていました。


もののけ姫で
自然と対立させてタタラバが出てきますが、

たまに、
こういうクライミング以外の自然に触れると

クライミングもタタラバのように
自然と対立しているんじゃないかって考えさせられたりして、

たとえば、コケのことでもそうですし。


自然の中で、クライミングが共存していくことって
難しいなと思ってしまいました。

タタラバの人から見たら
クライミングが自然と調和しているように見えて、
実はクライミングも自然を壊しているんじゃないかってね。


自然相手のスポーツなだけに、
いろんな場面の切り口の自然に触れるのは、
たまには大切なんじゃないかなって思いました。