5月は


「新学年になったら学校に行くって言ってたのに」と

お母さんたちが動き始める季節です。


それぞれの高校に旅たって行った卒業生たちが

一息つきたいと思い始める季節です。


そしてウェーブの子達は新しい学年にあがり

さてこの一年間どうするかの話をする季節です。


「あれは黒歴史」と笑って言える将来のために

「あの時はあの時で楽しかった」と思い出せる将来のために


この若葉の芽生える新緑の季節があるんだと思います。


「先生、俺どうしようか」「先生どこの大学に行けばいい?」

真剣に将来を考えるには今の自分をしっかり見つめなければいけません。

今の自分を見つめるためには、過去を振り返らなければいけません。


ただ、まだまだ「過去」の延長を生きてる子どもたちには

過去を振り返ることも勇気のいることです。


中学のときこうだった

高校ではこうだった

もう繰り返したくはない

こうしとけばよかった


いろんな思いを少しずつ紡いでいって一本の太い意志を作っていきます。


自分の選んだ道を自分が歩んでいくんだから

自分が後悔しないように自分で選んでいくんだから


後悔を活かせるようにしたい


過去は変えられないものですが

過去の見方を変えることはできます


将来のことを考えて、頑張ろうとスタートを切ってる子も

過去と将来の間、変わらない毎日を過ごしたい子も


過去にとらわれず

後悔は活かして欲しいと思います


毎日充実させることで

少しずつ黒歴史を消していきたい


今回、「過去」というテーマで記事を書くけど、過去といえば何色?という問いに、

ほぼ全員が「黒」と答えました。


それも見方を変えると「過去=黒」ってみんながいうくらい、

みんな過去に黒いものを持ってる。

自分だけじゃない

過去が黒くったってどうってことない

問題は、今からどうするかってことですよね。



彼ら彼女らの若葉はどのように芽吹いていき

どんな輝きを見せるのでしょうか


少し先を生きる私からは

みんなの将来が楽しみでしかありません。






ハートフルウェーブの恒例行事の一つが行きたい子みんなで行く卒業旅行


その年の卒業生の希望で旅行先がきまる。

第一回目は湯布院

第二回目は関西

そして今年が関東


一回目は卒業を前にみんなで思い出を作ろうと企画し

二回目は修学旅行に行ったことがない子のために企画した。

今回は修学旅行の思い出をいいものにするため


毎年、できるだけみんなで行きたいよねという気持ちから

受験が終わって新学期が始まるまでの間にいく。


そう、桜のシーズン。



卒業旅行と称したウェーブの修学旅行は

子どもたちを大きく成長させる。


今年はある生徒の「行きたいけど、行きません」の一言から始まった。

旅行代金を親に負担かけられないということだった。

もちろん親御さんからは了承をもらっていた。

でも、本人がお願いできないというなら仕方ない。何か策を考えなければ。

そこで自分たちでお金を作り出して旅行費をまかないおうとクリアファイル作りがスタートした。

絵の得意な子が絵を描き、写真の得意な子の写真を入れ、中にいれた英文も高校生で決めた。


1枚100円。そのうち73円が収益になる。

目標販売枚数 4000枚


知ってる人はもちろん

いろんなお店に「置かせてください」のお願いにいった。


お願いするにあたって、今まで避けてきた人の集まる会に顔を出したし

今まででは考えられないけど、みんなと歌を歌ったりもした。


結果修学旅行までに2700枚と目標には届かずだったが

親御さんへの負担、飛行機の片道分にまで減らすことができた。


やりたい何かをするためには何かを踏ん張らなければならない

そして、頑張るときは同じ目標をみんなで目指さなければならない


社会に出たとき、もっとも重要なことかもしれない


好きなことをするための必要な辛抱

そして簡単に諦めないこと



満開の桜に見送られ

はじめての飛行機ではじめての東京


満開の桜に歓迎され

はじめてのシェアーハウス宿泊とはじめての銭湯


たくさんのはじめての経験し

たくさんのうれしい・楽しいを感じてきた



今回の旅行で私が実感したもの


人は幸せを感じたら、人に優しくできる


帰路はみんなクタクタだったけど


たくさんの幸せを得た子どもたちは

互いに配慮しあい、互いに励ましあい、大きな優しさを手にしていた。


旅行中も「体が疲れているのはみんな一緒です。でも疲れに負けて不機嫌になったらダメ。最後まで笑顔で」と中学生には少々厳しいエールを送りましたが

みんなしっかり不機嫌を封印し帰って来れました。

このふんばりは家族旅行ではなかなかできないことですよね。


他人との旅行・同世代との旅行

今までいい思い出がなかった集団行動も

「楽しいものなんだ」と書かれてた感想文


行けてよかった。行ってよかった。

4月からも頑張ろうと思いました。




大学1年のとき、インターネットで「フリースクール」を検索し、片っ端から電話して、見学に行った。
その中には沖縄のアクターズスクールの運営しているフリースクール(インターナショナルスクール)「ドリームプラネネット」(通称ドリプロ)もあり、代表に頼み込んで生徒のいる寮に1週間泊めてもらった。
当時18の私と生徒たちは同じくらいの年齢で、そこで人生初のカルチャーショックを受けた。
私は「勉強」というものを当たり前のように受け入れてきた人生を過ごし、それに抵抗も感じず、そのおかげで学科試験を受けて高校・大学に進学できた。学生は勉強するのが当たり前だったし、勉強出来ない子は自分ほど努力もしてないんだろうとすら思ってた。

でも、ドリプロでは世界が違った。アクターズスクールが運営しているということもあって、ダンスや歌が得意な子が全国から集まってて、そこでは1限からほぼ一日中がダンスの授業だった。

みんな生き生きしてた。

そこで私がおもったこと。
「日本の社会のスタンダードがこれだったら、私は進学どころじゃない。完全に落ちこぼれだ」

不登校になったことのない人、居場所がないと思ったことがない人にはわからないかもしれない感情や都合がそこにはある。
努力だとか、真剣さだとか、根性だとか、そんなものでは乗り越えられない人間の「向き不向き」。

とはいえ、現実の社会がこうなんだから、社会のスタンダードに「向いていない」人は「向いている」人よりも頑張らなければ仕方がないわけで、スタンダードに「向いてない」という現実を受け止めスタンダードに合わせる姿を見せなければ、あまり評価もされない。それはわかってるし、変えられない現実だと思う。

でも、「不登校生」の気持ちを想像してみたいなら、「居場所のない人」の気持ちを理解したいなら、

極端でいい「自分が本当に不得意とするもので測られる社会」を想像してみてほしい。

「給食に毎日虫が出てきて、食べなければ怒られる日々だったら」
「毎日毎日朝から晩までマラソンありきの生活だったら」
「クラスメイトがみんなナイフをもって通学するクラスだったら」
「50M走が目隠しルールで、ダッシュできないでいると馬鹿にされたり、根性がないと言われるようだったら」
「発する言葉に毎回オチを求められて、みんな当たり前のようにオチのある話をしてたら」

こんなのは、ありえないし、むちゃくちゃかもしれない。
でも、得意不得意の線引きは人それぞれで、「努力でなんとかなるものか」「努力とかいう次元の話じゃないものか」の線引きも人それぞれ

(想像した上で「それでも…」と思う人は「不得意」度が足りないか、想像力が足りないか・・・・)

ここではそんな一人一人の「向き不向き」を配慮しながら
それでも、社会のどうすることもできないスタンダードに乗せていく教育をしなければならない場所だと思っている。

無理解に叱咤激励もできないし
理解するばかりに成長の芽を摘んでもいけない


今、スタンダードが「向き」にある人は
想像することで理解することができる
それでも、きっとみんながみんな想像することはできないだろうから
スタンダードが「不向き」にある人は
意識して想像しない人の視点を忘れないようにしなきゃいけない。

世間からみたら甘甘の先生を
ウェーブの子たちは鬼だという


トランプゲームの大富豪でいう「革命」が起こらない現実
絵札カードや1や2が一枚もなかったら絶望するよね・・・・