● 入園・入学説明会に参加して感じたこと つきみ野下鶴間 ピアノ教室
こんにちは、大西望です。
先日、娘の入園予定の幼稚園の入園説明会と、息子の進学予定の小学校の入学説明会に出席しました。
同日開催(午前中幼稚園、午後小学校)だったため、子供達はばあばに預けて一人で行きました。
驚いたことに、入園・入学までに心がけてもらいたいことや身につけておいて欲しいこと、求められている子供の姿というものが
幼稚園も小学校も、ほとんど一致していました。
今日はその内容についてシェアしたいと思います。
集団行動を取ることが苦手な息子に対して、私達はあえて集団活動の時間が多い
日本のオーソドックスなスタイルの幼稚園を選んできました。
これも全て、小学校に入学した時に、学校生活に困らないようにするためでした。
彼の通う幼稚園は、忙しいながらも毎日が充実し、様々な活動をさせていただけるので、
転校生として慣れるまでは大変でしたが、1年経った今は楽しく行ってくれています。
担任の先生も、お一人で沢山の子供達を相手にしなければならないのですが、
とても丁寧に面倒をみてくださっているので、娘の入園も同じ幼稚園にしました。
つまり、小学校の生活に慣れさせるため、小学校と似たスタイルの幼稚園を選んだので、
同じことを言っているのかとも思いましたが、以下に内容が一致していたことを書きます。
1.幼稚園、小学校は楽しいところです
2.自分の名前が分かるように(小学校は読み書きができるように)しましょう
3.自分のことは自分でするようにしましょう
4.思ったこと(困ったこと)が言えるようにしましょう
幼稚園、小学校共に入園、入学前の心得は5~6項目だったのですが、そのうちのなんと4つが同じでした。
1の「幼稚園・小学校は楽しいところです」という文章はとても興味深いですね。
親としてはつい、「もう幼稚園生(小学生)になるんだから、しっかりしなさい」と言ってしまったり
のんびりしている我が子を見ては、何かと心配になって色々と指摘してしまいますよね。
幼稚園でも小学校でも、「幼稚園や小学校は楽しいところだよ」と子供を認め、勇気付けて欲しいと書かれています。
私が子供の頃は子供を怒鳴ったり、強い口調で管理しようとする先生もいらしたように記憶しています。
現在もそのような先生は(もしかしたら)いらっしゃるのかも知れませんが、
『子供達を温かく見守りましょう』というスタンスに変化していることはとても喜ばしいことだと思いました。
不安や恐怖で人の気持ちをコントロールしたり、管理することは、手っ取り早く躾ができる方法なのかも知れません。
しかしそれでは、怖い親や先生がいないところでは何をしても良いと考える、裏表のある子供が育ってしまいます。
人の顔色ばかりを見て、自信がなく、自分の気持ちを自由に言うことができず、自己肯定感の低い子供になってしまいます。
人の脳は、怒られ続けると萎縮してしまうというデータもあるそうです。
私もピアノのレッスン中は極力怒らないように、感情的にならないように気を付けて、子供達と接しています。
お子さんの良いところを伸ばすよう、加点法の言葉がけを心がけています。
(レッスン中は実践できても、我が子に対しては厳しく接してしまうこともあり、反省することも多いですけれど。苦笑)
これじゃダメ、〇〇しなさい、はやくしなさい、、なるべく言わないようにしたいですよね。
2の自分の名前を書けるように
3の自分のことは自分でするように
4の思ったことが言えるようにということは
ピアノのレッスン中にも実践できそうです。
自分の名前をプリントに書く
靴を脱いだらきれいに揃えて置く
楽譜を鞄から出したりしまったり、自分の荷物は自分で整理する
本人の考えを引き出しながら、質問形式でレッスンを進めていく
など、工夫できることは沢山ありそうです。
小学校の心得には『元気なあいさつができるようにしましょう』ともありましたので、
レッスンの最初と最後に実践できそうです。
ピアノのレッスンは親御さん以外の大人とお子さんが、マンツーマンで対峙する習い事なので、
コミュニケーション能力が向上し、大人に対する礼儀やマナーなどが身に付きやすい
と言われています。
ピアノを弾く能力を向上させるだけでなく、人として成長していく上で大切なことも
身につけてもらえたらと心がけて、日々レッスンをしていきたいと思います。
今日は、子供達の入園・入学説明会に参加して感じたことをお伝えしました。
改めて大切なポイントに気付かせてもらえたので、レッスンでも実践していきたいです。