人生の最後について考える | ハートフルコーチ~ふくちゃんの活動日記

ハートフルコーチ~ふくちゃんの活動日記

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一緒に考えていくブログです

こんにちは、ハートフルコーチのふくちゃんです。

 

11月も終わりが近づいてきました。

この時期になるといつも父のことを思い出す。

昨日が5回目の命日。

ちょうど月曜日がお休みだったので、

お墓参りに行きました。

私のこだわりで、いつも気に入ったお花を持っていきます。

今日はまるで「白桃」のような色合いのトルコキキョウを見つけ

お墓にお供えしてきました。

 

父は最後は老衰でなくなりました。

24時間看護師常駐の老人ホームで、

たくさんのスタッフの皆さんに見守ってもらいました。

 

1か月早いクリスマスコンサートを

スタッフの皆さんがお部屋でやってくれました。

みんなに愛されてることを感じました。

 

ハートフルの「自己肯定感を見つけよう」という講座の中で、

「ミツバチの貢献」という話を聞きました。

 

ミツバチは、ただ自分たちのために花の蜜を集める。

その「花の蜜を集める」という行為は

知らないうちに花の受粉を助け、

それによって多くの生物の食料の供給に役立つ。

生きているだけで何かの貢献になっている、という話。

 

この話を聞いた時に、これって父のことだなと思いました。

父は認知症で最後は寝たきり。自分ではできないことばかり。

話すこともままならず、はい、いいえぐらいの少しの応対ができるだけ。

 

それでも、父が亡くなる前には、入れ代わり立ち代わり

すべてのスタッフの方が父の顔を見に来て

「ありがとう」とお礼を言ってくれるのです。

 

皆さん口をそろえて言いました。

父はいつもニコニコと黙って話を聞いてくれたと。

 

辛いことがあると、そっと父の部屋にきて愚痴をこぼす人もいたそうです。

少し時間が空いた時には、手足のマッサージをしてくれた方もいらしたとか。

 

父はお世話をされるだけ、生きていることで

目に見えない貢献をたくさんしてきたということです。

 

私は父のためにいろんなことをしてきましたが、

スタッフの方からのお話を聞くことで、

父は何もできない人ではなく、

父自身が、父が生きることこそが多くの人の助けになったことを

今、改めて感じます。

 

私は母の最期にも、父の最後にも立ち会うことができました。

それは、私がいずれ迎える最後の時のために、

かけがえのない経験をさせてもらえたなと思います。

 

だから、父のお墓参りには必ず行くのです。

でも、昨年、小さいけれどちゃんと仏壇を買ったので、

お墓参りはさぼりがちです。

まあ、でも命日にはちゃんとお参りに行くからいいよね。

いつも自分の中に両親がいることを最近は感じます。

父と母から残してもらったよきものを

よきものとして受け継いで、

自分が構成されていることを感じます。