6月19日(日)

良い天気です。
今日の予定は、チームテクニカルの予選が午前中、
そして、午後からデュエットテクニカルの決勝があります。

その予選の結果、中国が 94.0039 で1位通過、そして、2位に日本です。
得点は 91.2049、トップとの差は 2.8。
3位にイタリアで 89.5775、日本との差が 4.4あります。
そして、フランス、ギリシャと続いています。
これは、公式記録のページから抜き書きしました。 

実は、私は、予選の観戦をしないで、遠足に出かけていました。
今回のCOVID-19については、ワクチンが感染拡大の抑止に大きな役割を果たしましたね。
当法人では、患者さんの受け入れができる訳ではない状況の中、
少しでも地域への貢献をという思いから、羽曳野でも八尾でも積極的にワクチン接種に関わりました。
ことに羽曳野では、勝田院長のリーダーシップのもと、大きな成果を上げ、
山入端創(やまのは はじめ)市長から直接感謝の言葉をいただいています。
そのワクチンの開発がどのように行われたか、ご存じでしょうか?

アメリカの免疫関係の研究の中で伝令RNA(messenger RNA = mRNA)の医療への応用が進められ、
その技術が、2020年に、ファイザーとバイオンテクが共同開発したCOVID-19ワクチンにも応用されました。
こうした実用化に関与した研究成果はノーベル賞に値するとも言われているのです。
その中心として活動したのが、アメリカ在住のハンガリー人の生化学者

カリコー・カタリン(Karikó Katalin, 1955.1.17- )博士です。
彼女は、1999年にアメリカ国籍も取得し、ハンガリーとの二重国籍となっていますが、ハンガリーを忘れてはいません。
ハンガリー人は彼女の功績を称えて、市内の某所に、彼女の壁画を作成しています。
そのことを出発前に介護老人保健施設 悠々亭の金岡施設長が教えてくれました。
私はそれを見たいと思って、場所を調べ、出かけました。

私はブダペストは2017年の世界水泳に続いて2回目です。
井村さんと肩を組んだ写真を思い出します。


 

その時に、市内を中心とした公共交通機関のパスがあるのを知り、利用しました。
今回も、空港についてすぐに、7日間有効のパスを購入。
これを利用して、ホテルから市電を乗り継いで、調べた地域に向かいました。
Google  Mapを使えば、結構、初めての場所でも行けますね。
そして、目指していた駅に着き、電車を降りた正面に、
それはありました。


 

近寄ると、こんな感じでした。

 

カタリン博士はご自身のツイッターで、この壁画を「驚きだった」と表現されていますが、
国民からは、その業績を知り、称える気持ちの表れだと感じました。

さて、デュエットテクニカルの決勝です。
予選は到着前なので私は見ていませんが、その結果では、
1位に中国、2位ウクライナ、3位オーストリアで、日本はその次の4位、そして、イタリア、メキシコと続きます。
同じ点数ではメダル獲得には届きません。逆転できる演技を期待して、会場に向かいました。

会場へは、昨日は歩いて行きましたが、今日はパスを使い、バスで向かいました。
中国の演技、なかなかの迫力でした。
選手二人の距離も近く、そして、元気の良さと同調性。
ふと、こうしたデュエットでの演技のポイント、井村さんが当時中国の選手たちに繰り返し指導していたのを思い出しました。
中国チームの指導は2012年ロンドンオリンピックが最後でした。あれから10年が経過していますが、残っていると感じたのです。

結果はご存じの通り、1位の中国 93.7536、2位のウクライナ 91.8617 で、両チームの差は 1.89です。
3位はオーストリアで 91.2622。ここまでが90点超えです。
4位の日本は 89.9444 と予選での90点を維持できていません。
5位のイタリアが 89.8733、その差は 0.07 しかありません。
ウクライナは予選の点数とほぼ同じですが、その他のチームは日本を除き、予選の点数より上がっているのに、残念ながら日本は下がってしまいました。

というわけで、19日(日)は終了。
明日は、午前中に乾選手が出場するソロフリーの予選、
さらに、ミックスドデュエットテクニカルとフリーコンビネーションの決勝があります。