twilightmgo 雫(しずく)♪
映画批評......終戦を前に忘れてはいけないこと。
雫は広島に平和集会に出席していました。(いちお生徒会なのである)
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あらすじ※ネタバレ注意
太平洋戦争末期を舞台に、沖縄本土決戦の悲劇を描いた戦記もの。敗色濃厚な日本軍は、連合軍を沖縄で食い止めるため、大量の兵力を注ぎ込んだ。しかし連合軍の空爆によって、沖縄第三十二軍はあえなく四散、やがて米軍の上陸をゆるしてしまう。
雫の勝手に評価!!
☆☆☆☆☆(忘れてはいけない本地決戦)
『岡本喜八×新藤兼人の最強タッグ!』
岡本喜八監督作品というのは知っていたのですが、脚本は新藤兼人監督なんですね。
コメディ風に流れず、むしろ沖縄の豊かな音楽と噛み合ってます。そして繊細な脚本でまとめられている素晴らしい作品です。
ナレーションがとても良いです。
雫は新藤兼人監督と一昨年、他界される直前にパパさんと一緒にお会いしたことがあります。ブルーリボン授賞式の時です。
ラストフィルム『一枚のハガキ 』は良かったぁ~
いつも良いなと思う作品の脚本は新藤監督だったりすることが多かったので、あの時お会いできたのは本当に幸せです。
あと雫は中学の時に学校行事で沖縄に行き、お爺さんとお婆さんから直接お話を聞けました(号泣した)
当事者さんから直接聞ける私達は幸せ者です。
『超ウルトラキャスト!!』
今では絶対無理なキャストです。水戸黄門様の東野英治郎さんも出演しています。『トラ・トラ・トラ!』が印象的
ウルトラキャストというより、この時の若い俳優さんら皆さん芽が出て今も活躍されているという意味で、ウルトラキャストと雫が勝手に言ってます
この作品で一番強く印象を受けた台詞は、
『これでは沖縄が見殺しになります!』
『沖縄は本土の為にある!!』
というやり取りです。
戦艦大和にも無茶な指令を出して援護の飛行隊を出さず、沖縄には大隊を派遣せず。。。大本営、この時何を守ろうとしていたのかな・・・。
田中邦衛さんが、ぎこちなく``転進``という言葉を使うシーンも印象的です。
でもやっぱり最後の御婆さんですね。。。
言葉になりません。
最後に空がとても青く綺麗です。抜群のカメラマンさんの技術ですね。(最近のは薄青ばかり)
twilightmgo 雫(しずく)♪