『八つ墓村』 金田一さん！事件です！！


twilightmgo　雫（しずく）♪









映画批評......日本初の本格ミステリー作家、横溝正史の名作。









八つ墓村 [DVD]/豊川悦司,浅野ゆう子,高橋和也
￥2,700
Amazon.co.jp




本陣殺人事件 [DVD]/パイオニアLDC
￥5,076
Amazon.co.jp




















あらすじ※ネタバレ注意



横溝正史の同名原作を、金田一耕助役に豊川悦司を迎え映画化した推理サスペンス。監督はかつて横溝作品を多数手掛けた「四十七人の刺客」の市川崑。岡山と鳥取の県境に位置する山村、八つ墓村。この村には戦国時代に村人によって惨殺された8人の落ち武者の祟りがあると言い伝えられていた。ある日、天涯孤独の青年・辰弥はこの村に400年も続く資産家・田治見要蔵の遺児であると知らされ、家を継ぐよう頼まれる。辰弥が村に入るに当たって、彼の身を案じた弁護士は、名探偵・金田一耕助に警護を依頼するのだったが…。

Amazonデータベースより






雫の勝手に評価！！



☆☆☆☆☆（怖し！怖し！！恐ろしや！！！）











『残念！！ シリーズ化ならず。。。』




豊川悦司さん主演『八つ墓村』と中尾彬さん主演『本陣殺人事件』。２つの作品とも主役の金田一耕助役を独特に演じていて、大好きなのですが、残念ながらシリーズ化には至らず・・・。単作で終わってしまいます。




勿論、王道は『犬神家の一族』ですが、今回は豊川さん版『八つ墓村』ですビックリマーク




大人になってしまうと怖さが半減するのかも知れませんが、小学生の時に初めて観た雫はチビッた叫び超ド級！！




市川監督と時代性もあるのだと思いますが、映画の明るさが雰囲気出てます。全体的にモノトーン風で暗い感じです（それがいいのです！）黒と言う色もこの作品を観ると何色もあるんだなぁ～と。






『本格的ミステリー作家。横溝正史。』




江戸川乱歩を師匠に持ちながら、師匠の官能と残虐性だけを主張する作品とは全く別物の本格的ミステリーを作り出した横溝正史。



コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ』が大好きな雫は横溝作品は好きですよ音譜



よく『名コンビ』という言葉を耳にすると思います。この『名コンビ』という言葉が生まれたのが、ホームズとワトスン。世界初ビックリマークなのです！！




雫が金田一耕助シリーズが好きなのは、金田一さんは基本的に単独行動で推理するということ。相棒はいないんですね。ここが好きです。




これは横溝正史がアガサ・クリスティーのファンだからと言われています。




テレビドラマ『金田一少年の～』（観てはいません）は彼女さんだったり刑事さんとコンビで事件解決をしますよね。。。




主人公一人で事件解決をするミステリー作品というのは中々数少ない訳なのですDASH!




この『八つ墓村』は横溝正史が結核の病で岡山にて療養生活を送った際に部落差別、村八分のような風習が未だに行われているということと、岡山で実際にあった事件を基に執筆した作品です。




シリーズ化の金田一耕助作品だけしか観ていない方は是非チェックを！！





ちなみに・・・、




雫は加藤武さん演じる轟刑事が毎回行う台詞・・・





『よーし、分かった！！』




手の動きと台詞は完璧に演じられます。教室でばかうけしとる（分かって笑ってんのかむかっ）




twilightmgo　雫（しずく）♪




『あの夏、いちばん静かな海』 湘南行きたい♪




twilightmgo　雫（しずく）♪









映画批評......今年も暑い夏がやってくる！！













あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]/バンダイビジュアル
￥4,104
Amazon.co.jp

稲村ジェーン [VHS]/ビクターエンタテインメント
￥5,138
Amazon.co.jp















あらすじ※ネタバレ注意



聾唖の男女が織りなす恋愛模様を綴った、北野武監督第3作。北野作品唯一のラブストーリーであるが、言葉による説明を一切排し、主人公たちを覚めた視点で捉えるなど、既存の恋愛映画とは一線を画した仕上がりになっている。“キタノブルー”と称される透明感のある映像や省略の妙も秀逸。また、本作が初参加となった久石譲の哀しいメロディが心に染みる。出演に真木蔵人、大島弘子、寺島進。聴覚障害者でゴミ収集車の助手をしている茂。ある日、粗大ゴミに出されたサーフボードを拾った彼は、サーフィンをはじめる。


Amazonデータベースより






雫の勝手に評価！！



☆☆☆☆☆（本当に美しい映像作品）











『淀川長治さん、``生涯一の傑作``と言わしめた作品』




夏の始まり際と、夏の終わり。。。年に２回必ず雫はこの作品を観ます。




日本映画を評論しない淀川さんが気になる映画監督さん、黒澤明監督と北野武監督。




晩年、北野武監督の作品はきちんと観て評論されているんですね。北野監督に淀川さん惚れたんでしょうラブラブ




なんか、たけしさんにスキャンダル報道が！！(((゜д゜;)))




以前、『HANA-BI』 制作時は本当に離婚するかどうかの深刻な状態にあって、『HANA-BI』のラスト、女の子が凧を上げてるシーンのあの女の子は、たけしさんの娘さんなのですが、あえて名前を伏せたのは、離婚問題が深刻な故だったそうな・・・。




そういう大人の事情は置いといて、淀川さんがべた褒めした『あの夏、いちばん静かな海』です。





『北野武 vs 桑田佳祐』




この傑作作品もちょっとした出来事がきっかけで生まれた作品はてなマーク




桑田佳祐さんが監督を務めた『稲村ジェーン』（ファンの間では評価高し！！）




たけしさんが、本作に「ミュージック映画なのに、台詞が多すぎて音楽を殺している」云々と発言し、桑田さんがお怒りむかっ




「なら作ってみろ」と言ったか言わないかと言われてますが、その桑田さんの発言にたけしさんが実際に映画を作って対抗した、ちょっと因縁深き作品です。





『稲村ジェーン』は90年公開、『あの夏、いちばん静かな海』は91年公開。




『あの夏～』は台詞が極端に少ないのは、少し皮肉っているのかも。




結果としては、未だに『稲村ジェーン』はDVD化されず（桑田さんが拒否してるそうな？）『あの夏、いちばん静かな海』は本当に最高の作品になって今も夏映画の金字塔作品音譜（稲村ジェーンは大ヒット＆興行的にも大成功を収めたのにDVD化をしないのは、やっぱり比較されるのが嫌なのかな？）




作曲家の久石譲さんの音楽も絶妙過ぎるドキドキ




久石譲さん、北野映画に初参戦の歴史的！？作品でもあります。




真剣に鑑賞するより、のんびり気分で観る本当に楽しい作品ですぐぅぐぅ




雫の北野監督マイベスト１は『キッズ・リターン』ですが、２位はこの『あの夏、いちばん静かな海』かな？（ソナチネも好きDASH!）





twilightmgo　雫（しずく）♪




『破線のマリス』 郵政省vsメディア



twilightmgo　雫（しずく）♪









映画批評......今日も昨日と同じ趣向の邦画をご紹介(＾ε＾)









破線のマリス [DVD]/角川映画
￥5,076
Amazon.co.jp




破線のマリス (講談社文庫)/講談社
￥669
Amazon.co.jp




















あらすじ※ネタバレ注意



独自の切り口で『事件検証』という小さなコーナーを作り、高視聴率を上げていた編集ウーマン、遠藤瑤子。ある時彼女のもとに郵政省の贈収賄事件にからんだ殺人疑惑を内部告発する1本のビデオテープが持ち込まれた。彼女はさっそくそのテープをもとに事件を検証する番組を作るが、その官僚、麻生の証言から事件は意外な方向へと波紋を広げていく……。自らが仕掛けたはずの映像の罠に巻き込まれていく一編集者の姿に、テレビ報道の欺瞞と原罪を問う異色のサスペンスミステリーの映画化。


Amazonデータベースより






雫の勝手に評価！！



☆☆☆☆☆（メディアが利用されてしまう）











『テレビは何処の管轄下か知ってますか？』




大人の皆さんはご存じだと思いますが、意外に雫の同級生は知らない子が多かったりします。勿論偉そうな顔をして教えてあげますヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ




答えは勿論、郵政省。NHKも当然ながら郵政省の管轄下にあります。




本作はある黒い大きな組織が関与しているのでははてなマークと思わせるサスペンスドラマです。





マリス（malice）　翻訳すると、悪意、敵意、犯意という意味になります。





テレビ局の名編集者である黒木瞳さんは、数々の事件報道の映像の撮影＆編集のVTR作成をするキャリアウーマンです。




元々結婚をしてお子さんも授かったのに、家庭より仕事を選んだ、当にキャリアウーマン！！




しかしこの黒木瞳さん演じる遠藤さんにはある問題があり、自分が編集したVTRを番組のプロデューサーにチェック＆リテイク（やり直し）をされるのを逃れる為に、意図的に放送ギリギリにテープを仕上げてそのまま放送させてしまう。というちょっと強引なところがあります。





『郵政省の汚職問題に巻き込まれる遠藤』




そして↑↑↑で挙げた行いが災いし、郵政省汚職問題のVTR作成で、誰が見てもコイツが犯人だと匂わせる映像を編集によって作り上げてしまいます。




その被害者が、陣内孝則さん。この放送によって会社では犯人扱い＆家庭も崩壊・・・。更には東京本社から北海道へ左遷・・・。もう最悪な状況。




「一体、だれがこのでっち上げ映像を作ったんだ！！」と陣内さん、怒りでテレビ局へ怒鳴り込み。局側も正式な謝罪は避けるも、この事件の続報の打ち切りを指示します。




しかし、陣内さんは黒木瞳さんを今でいうストーカー行為を始めてしまい、しかもある大きな組織の陰謀に利用されたことに気づきます。




と、中々引き込まれるストーリーです。




特に終盤、黒木瞳さんはある``罪``を犯してしまうのですが、それを自分自身の手によって編集でもみ消そうと試みますが・・・。




↑↑↑が実に怖いところです。捏造のレベルどころじゃないです。




ラストはちょっと涙する展開です。




そしてラスト・・・雫の愛する俳優さん。






戸浦六宏さん登場（刑事役）






僅かな出演ながらも、あの眼光の鋭さは健在です！！





小説の方が断然良いのですが、お忙しい方は是非映画でご覧くださいなチョキ




twilightmgo　雫（しずく）♪




『マッド・シティ』　メディアに翻弄される・・・。



twilightmgo　雫（しずく）♪









映画批評......お久しぶりですパー待っている人はいないでしょうけど、今週は沢山観る(^ε^)♪










マッド・シティ [DVD]/ワーナー・ホーム・ビデオ

￥2,160

Amazon.co.jp

















あらすじ※ネタバレ注意



ダスティン・ホフマン、ジョン・トラボルタ共演の社会派ドラマ。博物館に立て籠もった銃撃犯と地方局に飛ばされたニュース記者を通し、興味本位なメディアとそれに踊らされる民衆を風刺してゆく。『セブン』のアーノルド＆アン・コペルソン製作。博物館のガードマンの職を突然失い、雇い主に抗議に向かったサム。だが余りの冷たい態度に苛立った彼は威嚇のつもりで発砲、事態は大事件へと発展してしまう。そこに偶然居合わせた敏腕記者のマックスは、チャンスとばかりにサムの単独取材を敢行するが...。



Amazonデータベースより






雫の勝手に評価！！



☆☆☆☆☆（メディアの責任は？？）











『メディア問題の風刺が効いた良作』



メディア関連の映画作品はやっぱり好き（パパさんの職業なので）ですが、この『マッド・シティ』は本当に良く出来ています。結構繰り返し観ています。




博物館の警備員だったジョン・トラボルタ（若い！！）。ここには元々２名の警備員が雇われていたのですが、経費削減で警備員を一人解雇する事に。


館長に問答無用で解雇されてしまったジョン・トラボルタは、ある日拳銃を持って博物館にやってきます。




そしてたまたま社会見学で訪れていた子供達一同と取材に来ていたダスティン・ホフマン演じるレポーターが人質に取られ、しかも威嚇で発砲したしたつもりの銃弾はもう一人（残った側）の警備員に命中してしまい、一気に事態は立てこもり事件になっていきます。




『メディアに翻弄される犯人』




ここからがこの映画の面白さなのですが、レポーターのダスティン・ホフマンは自分の本職の血が騒いでしまい、犯人であるジョン・トラボルタに色々アドバイスをします。勿論、犯人自身もこんな事態になるとは思わず、そのアドバイスに従ってしまうのですが、そのアドバイスは報道中継の視聴率を上げる為のアドバイスであり・・・。




ダスティン・ホフマンは単独インタヴュアーとして、「何故このような事件が起きてしまったか？」「州の経済措置が悪い為に、このような事件が起きてしまった。犯人は悪くない」と世論に訴えます。




そして世論はその意見に大賛同！！！




「犯人の気持ちは分かる。国が悪い！！」と犯人を支持します。







しかーし！！！！






今度はダスティン・ホフマンが勤める、テレビ局本社の特別番組で、「何故、人質犯人が英雄になってしまったか？」という見解の放送を流すと世論は一気に「早く逮捕しろ」と騒ぎます。




しかも追い打ちを掛けるかのように打たれた同僚の様態が急変ビックリマーク




ダスティン・ホフマンとジョン・トラボルタの運命は！？




かなり皮肉った作品のように見えますが、如何にメディアの影響力が大きく、また世論もメディアの狙い通りに動いてしまう。。。




悲しい一方で、とても怖い作品です。




是非ご覧くださいな音譜



twilightmgo　雫（しずく）♪





『オフサイド・ガールズ』　絶対に負けられない戦い（本気！）









twilightmgo　雫（しずく）♪





























映画批評......今が旬のサッカー映画！！！







































オフサイド・ガールズ [DVD]/ジェネオン エンタテインメント



￥4,104

Amazon.co.jp





サッカー小僧 [DVD]/ブロードウェイ



￥4,104

Amazon.co.jp

















































あらすじ※ネタバレ注意








女性が男性のスポーツを公共の場で観戦することが禁じられたイランを舞台に、サッカーのイラン代表がワールドカップに出場できるか否かが決まる大事な試合を見に行こうとする少女たちの奮闘を描いたハートフル・ドラマ。監督は『チャドルと生きる』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた名匠ジャファル・パナヒ。イランの女性問題というシリアスな題材を盛り込みながら、ユーモア満載の心温まるドラマに仕上がっている。








Amazonデータベースより
























雫の勝手に評価！！









☆☆☆☆☆（女子力は世界共通！！）

































『法律で女性はサッカー観戦が出来ない！？』









サッカー映画のお気に入りは『サッカー小僧』ですが、もう一つ挙げるならばこの『オフサイド・ガール』！！













雫はサッカー自体はよく知りませんが、イランは結構強豪ですよね。











驚くことに、イランでは女性が男性競技を観戦することを法律で禁じられていますダウン











当然ながらサッカーも観戦することが出来ません。。。兵士が競技場を徹底警備しています。











ですが、イランの女性も負けませぬ！！！！














あの手この手で何とか入場しようとします。雫の解説などは無用！！！是非ともご覧あれ！！！！

































twilightmgo　雫（しずく）♪