桃の節句も過ぎ、桜の蕾もひそやかにふくらんでいます
寒い日が続いていて冷え込みがこたえます
みなさまはいかがお過ごしでしょうか
先月の終わりにオープンセンスで開催された
「エサレンの歴史とディック・プライスの遺産」という
ワークショップに参加しました
来日したクリスティン・プライスに会いたかったのと
クリスから直接エサレンの話が聞けるのが楽しみでした
昨年はディックの生誕80周年であり亡くなって25年
エサレンでは記念の催しが1週間行われたそうです
カリフォルニアにあるエサレン研究所は
ふたりの若者が出会ったことから設立されました
同じ夢を抱いていた若者、それが
マイケル・マーフィーとリチャード(ディック)・プライスです
宗教や哲学、心理学を探求したい
人生の意味や可能性についての新しい考え方を探求したい
こうしてエサレンンは
1960年代に起こった「ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント」
(人間の可能性を追求する運動)のメッカとなりました
記録映像も見せてくれたのですが
そこにはそうそうたるメンバーの顔がありました
グレゴリー・ベイトソン、カール・ロジャース、アブラハム・マズロー・・・
ゴードンの顔もありましたよ
若き日のクリスとディックのワークの様子も紹介されました
5月に来日してワークショップをしてくれるドロシーもいました!
ディックはパールズが創ったゲシュタルト療法(セラピー)を
プラクティスとして発展させました
それは治療ではなく、気づきを探求していく姿勢です
身体、心、精神を分けず
ただ探求し、気づいていくこと、とも言えるでしょう
いつもゲシュタルト療法について聞かれると
私にとっては生き方です、とお答えするのですが
今回エサレンとディックの歴史を聞きながら
あらためて実感したことでした
すばらしいと聞くエサレン周辺の自然を
いつかこの目で見ることができるかしら・・・