家族コンステレーションのこと | ハートフリースペースのSimple days

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心と体はひとつです。体が不調な時、心は何かを訴えている。 心が不調な時、体は何かを訴えている。
心と体に耳を澄ませて、ラクに、シンプルに生きることを大切にしませんか。

センサリー・アウェアネスのWSについて書いたので

家族コンスレレーションのWSについても

書いておきたいと思います


スティーブ・ビナイ・ガンサー氏によるWSの

2日目だけに参加しました

昨年に続いて2度目でした


コンステレーションのワークは

クライエントの今の問題を受けたファシリテーター(スティーブ)が

立てる家族をクライエントに提案します


クライアントは参加者の中から

家族の代役を指名し、クライエントの感じるそれぞれの位置に配置し

コンステレーションを立てます

クライエント自身の代役も立てます


そこからファシリテーターが

それぞれの代役に「今-ここの感じ」を聞きながら

ワークを進めていきます


ゲシュタルト療法と同じなのは

今-ここに起きていることを解釈しない、ということ

起きている事実をしっかり見る、ということ

その上で

命の継承、生命体としてつながりを持った存在である家族の

流れを阻害している問題を明らかにし

修正していくのがワークの焦点です


たとえば

タブー視されてきた人の存在に挨拶をする

語られなかった人の存在を明るみに出して居場所を与える

誰にも聴いてもらえなかった無念に敬意を表する


私が家族コンステレーションから得たことは

あらゆる存在は

例外なく尊重するに値するし

尊重されることが必要なのだ、ということです


このワークに参加するごとに

次元の違うところで魂が揺さぶられる経験をします

時に微かに、時に激しく


それは、とても不思議な感じもしながら

とても自然な感覚でもあります


言葉で表現するのが難しいのですが

私の中にすべてがある

そんな深さと拡がりが自然に内に起きるのです


その時は気づきませんが

こうして振り返っていると

生命の存在への畏敬の念が湧いてきます


そのようなワークですから

ワークがクライエントにどのように作用するのかは

1~2年かかることもあるのだとヘリンガーは言いました


ここで起きたことが真実であり

真実が重要なのであって

急いで解釈や評価をすることは

真実を再び歪めてしまうのですね


ゲシュタルティストのスティーブのファシリテーションは

静かで、急がず、とても安心感があります


ゲシュタルト療法の気づき

センザリー・アウェアネスの気づき

家族コンステレーションの示唆する生命存在の法則

すべてがひとつところに向かっているように感じます・・・