気づき(2) | ハートフリースペースのSimple days

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心と体はひとつです。体が不調な時、心は何かを訴えている。 心が不調な時、体は何かを訴えている。
心と体に耳を澄ませて、ラクに、シンプルに生きることを大切にしませんか。

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順番にお読みいただくには、こちらからお願いします。

再決断療法について(1)  (2)  (3)  (4)  

気づき(1)


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私たちには3つの気づきの領域があるお話をしました。

思考に注意が集中してしまうときは

外界とのコンタクトがない状態といえます。


思考は私たちを過去や未来や空想の世界へ連れ出します。

言ってみれば非現実の世界ですね。

現実を経験する事を妨げてしまいます。


仏教の教えにこういう言葉があるそうです。

思考への耽溺は悟りへの最大の妨げのひとつだ。


毎日の生活の中でも

不安や恐れや罪悪感や悲嘆にくれている時

過去を思い起こしていたり

起こるかもしれない嫌な状況を想像をしていたり

・・・ああなるかもしれない

・・・こうなったらどうしょう

・・・きっとそうに違いない

今ここを経験せず幻想の中にいるようです。


と言っても私たちは考える存在ですね。

考えを止めることはできないでしょう。

そんな時に思い出して欲しいのは

からだに注意を向けるということです。


からだに注意を向ける=感覚内界の気づき


からだ今この現実にしっかりと存在しています。

こころが過去や未来に漂っているときも

からだ今ここにいるのですね。


以前にリラックス方法で呼吸法 を紹介しましたが

まずは呼吸に注意を向けるのが一番簡単なように思います。

考えすぎたり堂々巡りをしているときに

考えのをやめようとするのは効果的ではないのです。


眠る前に呼吸法を行うことで眠りやすくなるのは

思考に集中しているこころ

呼吸に注意を向けることで今ここに戻ってくるからです。

からだ感覚気づくのは今この現実を経験することなのですね。


感覚・感情が活発に動くようになると

本来持っている自己治癒力が高まるといわれます。

からだがラクな時こころもラクです。

こころがラクな時からだもラクです。