「庭のチューリップが咲いたのです。
チューリップを見るたびに元気な気分になるんですよ。
不思議ですね」
Jさんのお話です。
植物はその色、香り、形、手触りを通して私たちを癒してくれますね。
そこには生命を生むエネルギーがあるからなのだと思います。
外敵から身を守り、受粉を誘い、種を結ぶ工夫があります。
じっと見ていると
なにか大きなものに包まれているような気持ちになることがあります。
大きな時の流れのような
ゆったりとしたリズムのような
ある時は葉の緑のみずみずしさに惹かれ
ある時は大胆な花姿に
ある時ははかなげな花姿に
ある時は目の覚めるような鮮やかな色に
ある時は繊細なパステル色に
ある時は深いダークな色に
その時、その時に惹かれる花も違いますよね。
フラワーセラピーでお花をアレンジするのは自分を表現していくことです。
表現することで自分では意識していない気持ちに気づいたり
今の自分を穏やかに受け入れていくことができます。
選ぶお花は自然と心を映していますし
今の自分が必要としているお花を手に取ることもしばしばです。
私たちは無意識にお花のエネルギーを感じ取っているのですね。
先日フラワーセラピーが終了して参加者がお帰りになった後に
久しぶりにアレンジをしました。
肯定的でやさしい気持ちの自分と出会いました。
参加者とのふれあいがくれたプレゼントだと思いました。
ありがとう。
そして安定したい、という願いがあることにも気づきました。
その願いがあっていいよ、と自分につぶやきました。