「新しい戦前」
僕は保阪さんの本を何冊も読みました。僕は、保阪さんの考えに賛同するところが多いです。
「新しい戦前」という言葉にも頷くところがあります。大正デモクラシーから戦争に向かっていった昭和と、バブルから現在は、どこか似ているところがあるように感じています。モボ・モガの時代から「贅沢は敵だ」の流れと、バブルからネトウヨの台頭と言う流れがなんとなく重なるように思うのです。もちろん全く同じではありません。少なくとも、同じ失敗をしないようにしなければ・・・と思います。
「昭和の歴史をきちんと整理、清算する必要がある。何もしないから教訓が出てこない。「戦争反対」と言うのは教訓ではなく、感情だ。それで戦争が止まるのか。そういうことを「教訓化」し、私たちが変わらなければならない。問われるべきところは問い、反省すべきところは反省する。思想や政治の問題ではない。「なぜ戦争をしたのか」。それが昭和100年の大事な要点だ。」
・・・感情論に左右されず、冷静に過去の日本の戦争を見直す必要があると思います。そうしたことをしてきたのが、半藤一利さんであり、保阪正康さんらだと思います。
「私たちは昭和100年を機に、私たちの平和論、戦争論を作らなければいけない。結論を言えば、核抑止力の平和論と、(プロイセンの軍事学者)クラウゼビッツの「戦争論」を見直す。新しい形の戦争論を作る。」
・・・戦争の形態は、急速に変わりつつあります。新しい平和論、戦争論を作る必要があると僕も思います。
「海上自衛隊出身の方が靖国神社の宮司になった。海自隊員が集団で靖国神社へ参拝している。軍事組織が平然と靖国神社と一体化することを宣言したに等しい。」
・・・このことは少し前に知り、驚きました。僕自身は、靖国神社に限らず神社と軍関連(含自衛隊関連)は切り離してほしいと思います。靖国神社を巡っては、さまざまな論争がある中で、なし崩し的に一つの方向に進むような動きは、なんか嫌な感じがします。
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