「受験戦争の終わり?」
文学や哲学が好きで、そちら方面の本を自発的に読みはじめる子、数学をはじめとする理系の学問に興味を持って自発的に勉強する子、絵を描こうと思う子、音楽をやろうと思う子などは一定数いるわけで、そういう子たちが力を発揮できる環境があれば、まあ心配ない。勝手に勉強するでしょう。そして、何人かは、その才能を開花させ、画期的な仕事をするようになるでしょう。画期的な成果は出せなくても、教えることはできるようになる人は多いでしょう。
もし、偏差値をベースとした受験システムがなければ、自発的に受験勉強をする人はいるのだろうか?まあ、クイズや雑学が好きな人が自発的にやるかもしれません。それも一定数いるでしょうけど、ほぼ全員が何らかの形で受験に取り組む(ないしは落ちこぼれる)現在の状態からすれば、とても少ない人数のはずです。
例えば、偏差値を上げるために微分積分ができるようになっても、大人になってから四則計算しかしない(そういう人はいっぱいいます)人たちであれば、「受験システム無くなっちゃたよ」という世の中になったら、全く「受験」勉強はしなくなるでしょう。
受験が目的の勉強は受験が終わったら、はいそれまでよ・・・です。やることないから、忖度とかマウンティングでもしますか・・・てなことになっちゃってるかも。
それも、A Iが職場に進出してきてホワイトカラーの大リストラが起こってしまったら、どうなるんでしょうね?遅かれ早かれ、そうなると思いますけど・・・。
今、子どもたちの中で、一番やりたいことって言ったら、ゲームやYouTubeらしい。だったら、小さい頃からスマホ・タブレット・パソコンを与えて、好きにさせていたら、その中から、AIを利用しながら、画期的なシステムを作ろうとする子たちも一定数出てくると思います。そして、ITの技術を教えることができる人もたくさん輩出されるかもしれない。
だから、ゲーム依存、ネット依存なんてケチなこと言っていないで、ITの面白さ、便利さを徹底的に教え体験させてみたら?もちろん有害サイトやフィッシングを規制する必要はあるけど、それは大人の仕事ですよね。
だって、受験勉強も多くは、受験依存なんじゃないかなって思うんですよね。会社依存、学歴依存、忖度依存、結婚依存・・・世の中依存ばっかりじゃないですか?
まあ、若いうちに勉強しておいた方がいいのは、語学かな?海外の人たちと、対話やディベートなどがその場でテンポよくできるように。そのほうが便利ですからね。それも、超高性能の瞬間自動翻訳システムが開発されたら、そんなに真面目に勉強しないで良くなるでしょうけれど。
・・・なんてことを妄想しております。
多分、今の受験システムは崩壊するでしょう。でも日本は変化が超遅い国だから、20年後かな?いや50年後かな?
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