「何のために勉強するのですか?」 

青少年たちから、「何のために勉強するのですか?」と聞かれることがよくあります。

 

僕の場合、青少年時代は、「将来楽するため」というのが一番の理由で受験勉強をしていましたね。

 

中高時代に別にやりたいことがあったわけではないし、勉強も好きではなかったし。人生で勉強をする期間はできるだけ短くし、あとは呑気に暮らしたいというのが目標でした。

 

小学生の頃、「将来何になりたいの?」と大人から優しく問いかけられた時、「一発当てて、利子で暮らしたい」という様なことをのたまわっていた素直で良い子でした。将来楽をするということが、人生の究極の目的だったのですね。

 

一発当てるのは無理としても、僕らの時代、勉強すれば、あとは楽になるはずだったんですよ。良い大学出て、大企業に勤めれば、将来部長にはなれそうだみたいな感じだったですね。

 

会社に入ってからも「向後くんは、余計なことをして失敗しなければ、取締役だねぇ」なんて言われたものです。まあ、余計なことばかりしていた僕ですから、どうなっていたでしょうね?

 

でも、それどころじゃなく、実際は、あらま!大変!バブルが弾けて、終身雇用も年功序列も吹っ飛んじゃった。

 

その途端、努力し続けなければ、出世もおぼつかない時代になってしまいました。僕は、その頃には会社を辞めちゃっているので、その大変さは経験していないのですが・・・。

 

つまり、当初の目論見であった「将来楽するために勉強する」は、実現しにくい時代になってしまったのです。

 

さて、そうなると、希望ある青少年たちからの質問「何のために勉強するのですか?」にどう答えますかねぇ?

 

まあ、今後暗記するだけの勉強は不要になってくるでしょうから、それ以外の勉強の必要性を説きますかねぇ?

 

「GPSには相対性理論が使われているんだぜ」「TikTokの動画を送るだけでも三角関数を1億回ぐらい使うんだぜ」とか言ってもダメかな?

 

そうだ実利を伴わなきゃ。

 

「一発当てて楽したいんだろう?だったら、統計をやれ。統計を知らぬものは、ギャンブルに勝てねぇ。一流のギャンブラーは、確率と統計のスペシャリストだ。もっとも、知っていても負けることもあるけどな。それが、ギャンブルってもんさ」

 

「人を出し抜いて、偉くなりたいんだろう?だったら、『項羽と劉邦』を読め。『孫子の兵法』を読め。毛利元就を読め。東郷平八郎の敵前大回航+T字戦法を知っているか?興味があったっら、歴史を勉強してみな」

 

「フランスの女の子と仲良くなりたいのかい?だったら、フランス語を勉強しなきゃ!ジュテーム!!」

 

「男子って、なんであんなにおバカなんですか?男子が何を考えているのかわかりません」っていう女子には、「だったら、心理学だ!」

 

あたりでどうだろう?青少年は勉強する気になるだろうか?

 

 

 

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