「時代の進みはカタツムリ」 

小・中・高校時代、優秀な女子が、たくさんいました。しかし、僕らの時代、女子は大学を出て就職しても寿退社がゴールというのが一般的でした。ちなみに、大学時代に僕のいた学科には、女子は一人いたのですが、すぐに辞めてしまいました。

勿体ないと思いました。

 

もし、女性が家事・育児から解放される時が来たら、世帯あたりのGDPは、大幅に増加するだろう。

 

・・・てなことを、実は、高校生の時に考えました。エライでしょ?

 

会社員になって、労働組合の支部委員長になった時、「給料の男女格差をなくせ」と訴えることを考えました。当時(1980年代)同じ高卒でも男女の給料の差は、10:7ぐらいだったのです。

 

でも、それには意外なところからの反対がありました。当時は、「男子と同じ給料をもらったら、責任が男子並みに重くなる」ということで、女子社員から反対されたんです。

 

結局「給料の男女格差を少なくしましょう」という迫力のない要求になりました。結果、多少は格差が少なくなりましたけど・・・。

 

それから、30数年経っているんだけど、どれくらい状況が変わったのでしょう?

 

朝ドラを見ていて、ちょいと調べたのですが、女性の最初の弁護士が誕生したのが1938年(司法試験合格年)とのことです。

じゃあ、医者の世界ではどうだったのかな?と思い、ネットで検索してみると、1884年に荻野 吟子が日本初の女性医師になっています。もっとも、それ以前にもシーボルトの娘楠本イネが医療行為を行なっていたようで、司法の世界よりはだいぶ早い。これは、医療という特殊事情があるのでしょう。婦人科系の診断・治療は女医さんにやってもらいたいという欲求は多分早くからあったのではないかと思います。

 

最初の女性弁護士が誕生してから80年近く経ち、最初の女性医師の誕生からは140年になります。

それなのに、近年まで大学の医学部の入試で、男子受験者の点数が加算されていたなんてことを聞くと、時代の進み具合というものは、相当遅いですね。

 

 

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