「 「発達障害が多すぎる」そだちの科学 No.42 April 4,2024」 

やっとこういう声が上がってきましたね。

「発達的視点に基づく精神科診断学の最前線 黒木俊秀 pp.2-8」

 

アメリカ国内でのASD有病率は、

2000年 1000人あたり6.7人

2012年 1000人あたり14.5人

2020年 1000人あたり27.6人

と、20年間で4倍増えています。

 

診断基準が明確になったから・・・ということもあるのかもしれませんが、すごい増え方ですね。日本ではどうなのでしょう?

ちなみに、自閉症の第一号症例となったドナルド・トリプレット氏は、2023年6月米国ミシシッピー州で亡くなったのだそうです。享年89歳。

 

思春期を迎えた頃から周囲を困惑させる症状は影をひそめ、発達のマイルストーンも人よりは遅れたかもしれませんが、次第にキャッチアップして行きました。。

 

大学卒業後、父親が経営する地元の銀行に長年勤めました。独特なユーモアのセンスがあり、最晩年に至るまで家族や地域の人々から愛されたとのことです。

 

「マルトリートメントがもたらすそだちの変化 滝口慎一郎 pp.48-53」では、以下のようなことが書かれていました。

マルトリートメントとは、児童虐待を含み、子どもの健全な発育を妨げる「不適切な養育」を指し、親・養育者の認識欠如や配慮不足なども包括した概念です(p.48)。

マルトリートメントにより、身体の発達、脳構造・機能、こころの発達に影響を与える可能性がある(p.49)ことが指摘されています。

 

 

発達障害は、本来遺伝的要因や胎児期の発達過程での問題によって引き起こされるものですが、マルトリートメントによって、それっぽく見られてしまうこともありうると、僕は考えています。


 

 

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