「みんな毒親？？？」」
昨日までの「家族と子どもセラピスト学会」の大会は、とても面白かった。
斉藤先生の基調講演は「 みんな毒親！」
そうなんですよ。もともと親は子どもを傷つける。出産は、子供にとっては死の恐怖を伴う経験です。
その後も、完璧な親なんていないのですから、どこかで子どもを傷つけてしまう。
子どもは、傷を克服することによって、世界観を広げ、成長するわけです。
子どもを傷つけない完璧な親なんていないのです。だから、ウィニコットは、「ほぼ良い母親」の重要性を訴えたわけです。適度に失敗する母親ってことですね。これは、もちろん父親にも言えるし、大人全てに言えることですが、適度に失敗して子どもを傷つける大人たちが、いいんじゃないかってことです。
「ほぼ良い親」が理想であるように、「適度に毒な親」も、そうなのではないかと思います。
まずいのは、子どもの成長欲求まで奪い潰してしまうような毒ですね。
その辺のことを、2018年に書いた「パワー・オブ・ダンス」という本で、言及しています。⇩
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