「「歴史に見る勝つリーダー」 中村彰彦 著 文春文庫」  

本の題名は、ちょっと二の足を踏んだんです。なんかビジネスリーダー養成自己啓発系の本かもしれないと思ったからです。しかし、本屋でパラパラとめくってみるとそうではない。島津義弘、大村益次郎、秋山真之など、興味深い名前がたくさん載っていたので、躊躇なく買いました。

 

大体知っている話だったのですが、福島正則には、「へーっ」と思いました。猛将というイメージがあるのですが、実は、部下の諫言にも耳を貸す度量のある人だった様です。

 

安芸広島城主50万石を統治するまでになりますが、広島城無届け修築を咎められて所領没収、信濃高井野高井郡に蟄居するという人生でした。

 

この際、家老の福島治重ら水際だった撤収が幕府側から称賛され、そのことにより、福島正則の家臣たちは、再就職に困らなかったのだそうです。

 

猛将のイメージが強いのですが、福島治重ら家老の諫言を聞き方針を変更する柔軟さがあったようです。

 

所領没収後の正則の言葉として「弓というのは敵がいる時には重宝だが、国が治れば袋に入れて土蔵にしまわれるものだ。われは弓であり、乱世むきの者である。すでに世が治ったため、土蔵に入れられるのだ(p.107)」が残っています。自分の歴史上の役割を知っていたのでしょう。

 

 

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